オーストラリアワイン事典 Introduction ニュー・サウス・ウェイルズ州 ヴィクトリア州 南オーストラリア州 西オーストラリア州 マレー河流域地帯 著名ワイナリー SiteMap ワイン事典シリーズフランス事典イタリアワイン事典 トイツワイン事典カリフォルニアワイン事典チリワイン事典
ワインの歴史

ニュー・サウス・ウエールス州の著名ワイナリー

Rosemount Estate (Upper Hunter Valley) (ローズマウント)
Rosemount

ドイツ出身のカール・ブレシュトが1862年創設した老舗だが、多くのハンター・ヴァレーの例に漏れず、酒精強化ワイン全盛時代に衰退。1969年ロバート・オートレーとそのファミリーによって再興された。
アッパー・ハンター・ヴァレーのセミヨンとシャルドネの白ワインが評判を呼び、特に輸出での成功がビック・ワイナリーに成長させた。今や各地に畑を所有し多様なワインを送り出している。

「ダイヤモンド・シリーズ」がコストパフォーマンスのいい看板ワイン。 「マウンテン・ブルー・シリーズ」は上級酒。カベルネとシラーズのブレンドは人気が高い。

Tyrrell's Vineyards (Lower Hunter Valley) (ティレルズ )
Tyrrell's vineyards

英移民、E・ティレルによる1858年創業の老舗。
ハンター・ヴァレーで長年にわたり、絶えず良質のテーブルワインを造り続けてきたワイナリーである。
よりソフトなブルゴーニュ・タイプのワインを造ることに努力を重ねたマレー・ティレルが、1971年、世に出したシャルドネの「Vat47」がセンセーショナルな評価を受け、以降、シャルドネがオーストラリアにおける大量な栽培品種になるきっかけを作ったと言われている。
大手の傘下に入るワイナリーが多いオーストラリアにあって、家族経営を続けている数少ない老舗ワイナリーである。 シャルドネの「Vat47」とセミヨンの「Vat1」は、オーストラリアの最上級の白ワインで、英国王室ご用達。
*「Vat」は、大樽の意。数字はロットナンバー

Tower Estate (Lower Hunter Valley)  (タワー)
Tower Estate

Rothbury Estate(ロスベリー)を敵対的買収で失ったレン・エヴァンスが、1999年ホテルを併設したワイナリーをロワー・ハンター・ヴァレーに建てた。
ワインはレン・エヴァンスの個性を反映し、主張が強く、ホテル同様、豪華で快楽的といわれている。
シャルドネ、ソーヴィニョン・ブラン、リースリングの白に、カベルネの赤で、それぞれ1,000ケースしか作らない。
原料葡萄は、ハンター・ヴァレー以外の優秀な栽培者のものも仕込まれている。
現在の醸造責任者は、ダン・ディニーン。

Lindemans (Lower Hunter Valley) (リンデマンズ)
Lindemans

英国移民で元軍医のヘンリー・リンデマンが1843年ハンター・ヴァレーで創業。以来安定的に経営を行なってきた老舗。
飛躍的な発展を遂げたのは、1960年代にサルターナ種で造る白ワインが爆発的に売れた事による。長い間オーストタリアで最大の売り上げを誇る白ワインであった。
現在、フォスターズ傘下で、各地に畑を持ち、リリースするワインは幅広い。「Cawarra」シリーズは赤白共オーストラリア特有のブレンド。「BIN」シリーズは、単一品種。「リザーブ」はそれらの上級酒。

Botobolar Vineyard (Mudgee) (ボトボラー)
Botobolar

1971年、ジャーナリストのジル・ウォールクイストが創設した。 オーストラリアで最も早くから有機栽培を始めたことでよく知られている。
1994年からケヴィン&トリナ・カストロムの所有に変わったが、有機栽培は続けられている。
Mudgee(マッジー地区)は、自主的なラベル規制をしている産地で、フランスに似た、かなり厳格な原産地呼称制度を採っている。従って、ボトボラーは当然のことながら、自社畑の葡萄だけで造っている。他の産地からのブドウや原料ワインをブレンドすることが往々にしてあるオーストラリアの一般的ワイナリーとは一線を画す。

Clonakilla (Canberra district) (クロナキラ)
Clonakilla

アイルランド出身の科学者・ジョン・カークが設立。
現在、息子のティムが醸造家兼マネージャーとして経営を担っている。
コート・ド・ローティの赤ワインに比肩する、オーストラリア屈指のシラーズ(ヴィオニエとのブレンド)の造り手として高く評価されている。
生き生きとしたリースリングも秀逸。

「Clonakilla」の名は、アイルランドの祖父の農場に由来し、「教会の牧草地」を意味する。またディム・カークはワイン造りを引継ぐ前は教会の教育の仕事をしていた。

McWilliam's Mount Pleasant Wine (Riverina) (マックウィリアム)
McWilliam's

1877年、スコットランド出身のサミュエル・マックウイリアムがカウラに葡萄畑を拓いたことに始まる。
現在6代目当主が運営しているが、オーストラリア最大級のファミリー・ワイナリーである。(販売額第8位)
NSWのみならず、南部各州の進出し、幅広いラインアップを持ち、世界の約30ヶ国に輸出している。
「Maurice O'Shea(モーリス・オシェア)」は、フラッグシップ・ワインで、MountPleasantの名醸造家の故人の名前を取ったもの。
2代目のJ・J・マクウィリアムは、内陸部のリヴァリナーで最初にワイン生産を始め、ワイン産地として育て上げ人物としてよく知られている。

De Bortoli Wines (Riverina) (デ・ボルトリ)
De Bortoli

北イタリアからの移民・ヴィットリオ・デ・ボルトリが、内陸部のリヴァリーナで、1928年創業。
1982年3代目のダーレンが造ったセミヨンの貴腐ワインが注目され、数々の賞を獲得。
87年にはヤラ・ヴァレーの「シャトー・ヤリーニャ」を買収し、今やオーストラリアにおける最大級の家族経営のワイナリーに成長。世界各国への輸出も積極的に行っている。現在販売額はオーストラリアの第6位。

「ヤラ・ヴァレー」シリーズは上級品だが、 フラッグシップ・ワインの「NOBLE ONE (ノーブル・ワン)」は、ヨーロッパの著名貴腐ワインに比肩し得るオーストラリアで最も有名な甘口ワインである。