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ワインの歴史

南オーストラリア州著名ワイナリー

Orlando Wines (Barossa Valley)  (オーランド)
Jacob's Creel

創設者・ヨハン・グラムが1837年ドイツから移民し、バロッサのジェイコブス・クリークに葡萄園を拓いたのが1847年。バロッサ・ヴァレーの中で最も古いワイナリーの一つ。
終始ドイツの伝統を守り、良質のライン・リースリングを造り続け名を成し、今や南オーストラリア各地にワイナリーを持つ。
多種のヴァラエタルの「Jacob's Creek」銘柄(スタンダード9種、リザーヴ4種)は、本国はもとより、世界市場で最も売れているオーストラリアワインの一つである。現在、リリースするワインの幅は非常に大きく、約700万ケースワインを生産。世界60ヶ国に輸出。
1990年には、ハンター・ヴァレーの最古のWyndham Estate(ウィンダム・エステート)を吸収し、最大手ワイナリーの地位を築く。現在は、仏・ペルノリカール社の傘下にある。

Penfolds (Barossa Valley) (ペンフォールド)
Penfolds

オーストラリアで最も古い歴史を持つワイナリー。1844年、英国移民の医師クリストファー・ローソン・ペンフォールドが、アデレードの近郊マギルに設立。
酒精強化ワイン造りを開始し、順調に生産を拡大し、1920年代にはオーストラリアを代表するワイナリーになった。
1950年代に入り、オーストラリアの消費者の嗜好がテーブルワインに変化移行した時期に、当時のチーフ・ワインメーカー、マックス・シューバートが生み出した「Grange(グランジ)」が、ペンフォールド社のみならず、オーストラリアワインの名を世界中に知らしめた。
「グランジ」は長寿シラーズのリダーと言えるが、最高級オーストラリアワインにおける地位をも不動のものにしている。
現在、各地に葡萄園を持ち幅広いワインをリリースしているが、「すべての価格帯で最高品質のワインを提供すること」をポリシーとしている。

Peter Lehmann Wines (Barossa Valley) (ピーターレーマン)
Peter Lehmann

今でこそ、シラーズは人気品種だが、30年前はただ同然に近い買い手の付かない品種だった。1980年代後半には、南オーストラリア州政府がシラーズの樹の抜根を命じる時期があった。「ソルトラム」のワインメーカーであったピーター・レーマンは、同社にブドウの購入を拒否された栽培者たちの窮状を目の当たりにし、翌年個人でブドウを買い、ワインを造った。これがワイナリー「ピーター・レーマン」の始まりで、1978年であった。
地元の人々に、敬意を込めて「バロッサの男爵」と呼ばれている所以である。契約農家1軒1軒の畑を知り尽くしているピーター・レーマンの造る「BarossaSHIRAZ」は、シラーズ100%で、新鮮でしっかりした構造を持ち且つ繊細。
現在、息子のダグ・レーマンが引継ぐ。

Seppelt Winery (Barossa Valley) (セッペルト)

セッペルトはドイツ人のビジネス・マン、ジョセフ・セッペルトが1867年創設し、酒精強化ワインで成功し、以来発展を続け、今やオーストラリアを代表するワイナリーである。
オーストラリア最大のスパークリング・ワインメーカーとして有名だが、 非発泡ワイン、酒精強化ワインを、3州(南オーストラリア、ヴィクトリア、ニュー・サウス・ウエールズ)に跨り造っていて、リリースするワインの巾は広い。
100年ものの酒精強化ワインなど超レアー・ワインでも知られている。

*参照・ヴィクトリア州・「Seppelt Geat Western」

Torbreck Vintners (Barossa Valley) (トルブレック)
Torbreck

1994年、スコットランド出身のデヴィット・パウエルによって、バロッサ・ヴァレーに設立。ワイナリー名は、スコットランドの森の名前に由来する。
「シャトー・ヌフ・デュ・パブ」などのローヌ・ワインの影響を受け、独学で醸造を学んだ。
古木のシラーズとグルナッシュのブレンド「The Steadding」はその実力を示している。 パウエルは、さまぎまな逸話を持つ遣り手だが、パーカーの高得点も獲得している。

Wolf Blass (Barossa Valley) (ウルフ・ブラス)
Wolf Blass

1966年、ドイツ出身の醸造家であるウルフ・プラスによって、バロッサ・ヴァレ一に設立。
高品質でありながら、コストパフォーマンスを誇るワイン造りで、ここ30年ほどで急成長。

オーストラリア南東部の産地各所に畑を持ち、優れたワインメーカーがチームを組み、誰もが親しめるワインスタイルで、ラインアップは幅広い。

最新鋭の技術を誇るワイナリーだが、ワインはブルゴーニュの伝続的なスタイルを重んじている。現在、フォスターズ・ワイン・エステートの傘下。

Yalumba (Barossa Valley) (ヤルンバ)

「Yalumba」は、アポリジニー語で、「見渡す限り-周辺すべての地」を意味する。1849年サミュエル・スミスがバロッサ・バレーに設立以来、6代に渡ってスミス家が経営する名門。(販売額第9位)

ヴィオニエのパイオニアであるが、革新的なブレンドをも手掛けている。苗木生産販売部門や樽製作部門をも持つ。高級からディリーまでのラインアップは30種以上。
バロッサの濃厚なシラーズの「オクタヴィアス」がフラッグ・シップ・ワイン。

Mountadam Vineyards (Eden Valley) (マウントアダム)
Mountadam

Wynns(ウインズ)の創始者でクナワラで成功を収めたデヴィッド・ウインが、高品質のワインを目指して、アデレード・ヒルスの標高600mの高地でピノ・ノワールとシャルドネの栽培を始めたのが起源である。
息子のアダム・ウインは、ボルドーとブルゴーニュに留学し、更にカリフォルニアへも行き、学んだ最先端の知識と技術を活かし、1982年からワイン造りを始めた。
有機栽培の葡萄を高級フランス・オーク樽(トロンゼ産)を使って秀逸なシャルドネを造っているが、樽を使わない軽快なシャルドネやシラーズも人気があり、最先端の近代的ワイン製法を取り入れたことでも良く知られている。

Henschke Wines (Eden Valley) (ヘンチキ)
Henschke

工事中

Taylors (Clea Valley) (テイラーズ)
Taylors

シドニーのワイン商だったビル・テイラーが、クレア・ヴァレーに設立。クレア・ヴァレーと言うとリースリングで知られた地区だが、シラーズも古木が植えられていて、秀逸なシラーズを産している。
典型的ともいえるオーストラリア・シラーズで定評を持つワイナリー。
ワイナリーを建設時、地中からタツノオトシゴの化石が発見されたため、石灰岩質土壌をシンボリックに示すラッキーアイテムとして、ワイナリーのシンボルにしている。
現在豊富なラインアップを持つが、ワインの質には定評を持つ。

Petaluma (Adelaide Hills) (ペタルマ)
Petalma

ハーディズの醸造担当責任者だったカリスマ的な醸造家・ブライアン・クローザーが独立して、1976年アデレード・ヒルズに設立されたワイナリー。
ブライアン・クローザーは、テロワールを重んじたワインの造り手として高名。上品で繊細、しっかりした構造の長期熟成も期待できるシャルドネだけでなく、クレア・ヴァレーのリースリング、クナワラのカベルネでも、模範的なワインを生み出している。

秀逸なワインを造る各地の小規模ワイナリーを傘下とした「ペタルマ・グループ」の創設者でもあり、プレミアムワインのリダーとしても知られている。

Shaw and Smith (Adelaide Hills) (ショウ・アンド・スミス)
Show and Smith

「ペタルマ」で技術を磨き、国内外を飛び回っているワイン・コンサルタントのマーティン・ショウと従兄弟の「マスター・オブ・ワイン」の称号を持つマイケル・ヒル・スミスがアデレード・ヒルスに造ったワイナリー。
(「マスター・オブ・ワイン」はオーストラリアワイン業界で最も権威ある資格で、初の受賞者)

果実香豊かな溌剌とした酸味のソーヴィニョン・ブランとシャルドネで有名だが、赤白ともリリースするワインの質の高さには定評を持つ。

Hardy Wine company (Mclaren Vale) (バーディ・ワイン・カンパニー)

工事中

d'Arenberg Wines (Mclaren Vale) (ダーレンベルグ)

1912年ジョセフ・オズボーンが、マクラーレン・ヴェイルに設立。現在、4代目のチェスター・オズボーンが醸造責任者を務める。「ワイン・メーカー・オブ・ザ・イヤー」にも選ばれた実力派。

手頃な価格の信頼性の高いワインを造っている。 「カッパーマイン・ロード・カベルネ・ソーヴィニョン」がフラッグシプ・ワイン。

実力派の4代目のユニークなワインは「STICHS&STONES」。スペインのテンプラニーリョ種、南仏のグルナシュ種、ポルトガル・ポートのスザオ種のブレンド。伝統に捕らわれない独創性を持つオーストラリアならではのワインであろう。

Fox Creek Wines (Mclaren Vale) (フォックス・クリーク)
Fox Creek

1984年、地元の医師たちによってマクラーレン・ヴェイルに設立された。現在のオーナーは設立当初の中心人物・ワッツ夫妻。

1990年代、ロバート・パーカーガが、オーストラリアのシラーズを高評価し、バロッザ・ヴァレーとマクラーレン・ヴェイルに注目が集まった。その際、一躍有名になったのがこのFox Creekである。

甘みで濃厚な「Reserve・SHIRAZ」がフラッグシップワインであろう。

Mitolo (McLaren Vale) (ミトロ)

工事中

Wynns (Coonawarra) (ウインズ)
Wynns

1896年、スコトランド人・ジョン・リドックによって設立されたクワナラ最古のワイナリー。(葡萄園開発は1891年)
1951年ウイン家の所有になる。クワナラにおける最大・最古と言われる自社畑で、クワナラのテロワールを反映した、典型的クワナラのワインを造る。
ボルドーの極上カベルネに比肩する、長寿・高品質のそのワインは、オーストラリアを代表するカベルネの名品。
カベルネ、シラー、メルロのブレンドも、果実風味豊かで人気は高い。シャルドネとリースリングの白も秀逸。
ワインメーカーのスー・ホーダーと栽培家のアラン・ジェンキンズのチームワークの良さもよく知られている。
現在、フォスターズ・グループの傘下。

Leconfield (Coonawarra) (レコンフィールド)
Leconfield

著名ワイン・メ-カーのシドニー・ハミルトンがクナワラに設立したワイナリー。
クナワラはその冷涼な気候と「テラ・ロッサ」と呼ばれる特殊土壌で、今や、オーストラリアの良質カベルネの一大産地になっているが、レコンフィールドはそのテロワールを生かした、丁寧な造りのワインで注目を浴びている。

現在ワインメーカーは、リンデマン・クワナラのワインメーカーを務めていたポール・ゴードンが担っているが、そのカベルネやシラーズのクオリティーの高さは国際的な高い評価を受けている。シャルドネも造っている。