EditRegion5
オーストラリアワイン事典 Introduction ニュー・サウス・ウェイルズ州 ヴィクトリア州 南オーストラリア州 西オーストラリア州 マレー河流域地帯 著名ワイナリー SiteMap ワイン事典シリーズフランス事典イタリアワイン事典 トイツワイン事典カリフォルニアワイン事典チリワイン事典
ワインの歴史

Margaret River (マーガレット・リヴァー)

1970年代から卓越した赤ワイン(カベルネ)の産地として注目されるマーガレット・リヴァーは、大陸の東南端、パースの南250kmにあるナチュラリスト岬からリーウィン岬までの約1000㎞に渡る海岸沿いの海洋性気候の地域である。数々のレストラン、ホテル、観光施設の整っている地域でもある。
インド洋の影響を強く受けるため、冬の気候が大変穏やかで、葡萄の樹が十分な休眠をとれないことと、春先の強風のために花つきが悪くなり、収穫量が減少する難点があると言われているが、夏は暖かく乾燥し、フリーマントル・ドクターと呼ばれる海風のために暑さがやわらげられる。それが凝縮された風味を持つ赤ワインを生んでいる。
土壌は多種多様だが、なかでもやせた赤いロームが最も価値が高いとされている。相対的に保水能力は低く、灌漑を必要としている。

マーガレット・リヴァーは、長寿の赤ワインを造る地域として、ボルドーやイタリアのボルゲリ、ナパ・ヴァレーなどと対比されるが、確かに極上のカベルネは、精妙さと円熟味を備えている。多くの生産者は、Cullen Wines(カレン)が典型だが、カベルネとメルローでボルドー・スタイルのブレンドを造っている。

1950年代カリフォルニアのオルモ教授の研究でワイン産地としての可能性を指摘された地域だが、1967年にVasseFelix(ヴァッス・フェリックス)が最初に葡萄栽培を始めた。
後に続いたのが、MossWooWineryd(モスウッド)、とCullenWines(カレン)。いずれのワイナリーも、オーストラリアのワイン史によく見られることだが、医者が創設したものである。そのワインの品質の高さは評論家から高く評価され、とくにカベルネは絶賛された。
Sandalford Wines(サンダルフォード)も、この地に早々と大規模な葡萄園を造っているが、現在、この地のワイナリーは100を超え、葡萄栽培者も60を数える。
この地で、シャルドネやピノ・ノワールでも名を成したLeeuwinEstate(リーウイン・エステート)は、カリフォルニアのロバート・モンダヴイの助言を受けて、デニス・ホーガンが創設したワイナリーである。