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ワインの歴史

Grampians ・ Pyrenees (グランピアン ・ ピレネーズ)

現在、Grampians(グランピアン)と呼ばれている、GeatWestern(グレート・ウエスタン)と言えば、Seppelt(セッペルト)の”シャンパン”と言われる程、この地での影響は大きい。
バロッサに本拠を置くSeppelt(セッペルト)が1918年買い取ったこの地の古いワイナリーには、金鉱掘りが残した数kmにも及ぶ地下トンネルがあって、現在もそれを利用してワインを貯蔵をしている。この地のセッペルトのワイナリー、 Seppelt Great Western(セッペルト・グレート・ウエスタン)の発泡酒用の葡萄は、その多くをマレーの灌漑地域から運んで来ている。良質で、コスト・パフォーマンスがいいから人気があるが、この地のシラーで造るワインは発泡、非発泡とも、とりわけ秀逸。更に南のHenty(ヘンティ)にも進出している。
20世紀初頭のテーブルワインの不振とフィロキセラの被害の影響から、ヴィクトリア州のワイン生産が停滞している中にあって、セッベルトの発泡酒は、売り上げを順調に伸ばし、輸出も拡大させ、発泡酒では他のワイナリーの追随を許さない地位を築いた。
また、この地は、ヴィクトリア州のなかでフィロキセラの被害を免れた地域でもある。

この地は、総体的に標高も高く、東部の産地に比べると相当涼しい。日照時間が比較的長く、適度な湿度もあるが、栽培期の降雨量は非常に少なく、灌漑は必要不可欠。
栽培主品種はシラー、カベルネ、ピノノワールで、全体的には赤ワインの産地と言える。

Pyrenees(ピレネー)は、フランスとスペインの国境にあるピレネー山脈と同じ名前をとっているが、葡萄畑は標高約400mの高地にある。
気候は、温暖。内陸地であるから、昼夜の気温差は大きい。日照時間は長いが、降雨量は限られているため灌漑は不可欠。
栽培主品種は、シラー、カベルネ、シャルドネ、ソーヴィニョン・ブラン。

この地は1960年代に、仏のレミー・マルタンの投資で、最初に近代的なワイナリー、シャトー・レミーが設立され、ブランデーの生産を始めた。ブランデーの消費が落ちたため、発泡と非発泡のワインの生産に移行した。
現在、Blue Pyrenees Estate(ブルー・ピレネー・エステート)がこの地の最大のワイナリーだが、異色なのが、Taltarni Vineyards(タルターニー)であろう。
Taltarni Vineyards(タルターニー)は、シャトー・ラフィットが、カリフォルニアのナパ・バレーにクロ・デュ・パルを設立した後、オーストラリアのこのピレネー地区を選び進出してきたワイナリーである。ワインは、スパークリングワインのほか、特にリーズリングとソーヴィニョン・プランの白ワインが有名で、生産量は今日では6万ケースに達している。

コールバーン・ヴァレーとの間にある、Bendigo(ベンディーゴ)Heathcote(ヒースコート)も、近年開発が進み注目されている。シラー、カベルネ、シャルドネが栽培主品種。