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ワインの歴史

Tasmania (タスマニア州)

Tasmania

海に囲まれた最南端のタスマニア州は、島の西部と中央部は山の多い地形だから、産地は北部と、南東部の海岸沿いの限られた地域にある。冷涼で海の影響を強く受け、春の霜や強風は常に心配の種である。従って、畑を作る位置の選定が難しい。南東部は大きな山脈に囲まれているため、南極海に面しているデメリットを感じさせず、完熟葡萄から秀逸なワインが造られている。

タスマニアのワイン産業の始まりは、北部ではフランス人のジャン・ミュゲが、南部ではイタリア系のクラウデイオ・アルコーソが、1950年代にブドウを植えたのが最初である。冷涼気候での格闘が2人によってつづけられた。
1972年、アンドリュー・ビリーは、北部のパイパーズ・ブルック地区が繊細なヨーロッパ・スタイルのワインに適するという研究により、オーストラリアで初めて栽培学でPhDを修得した。この研究をもとにPipers Brook Vineyards(パイパーズ・ブルック・ヴィニャーズ)が設立され、今ではタスマニア最大の影響力のある生産者になっている。

タスマニア ワイン地図

1980年代後半から1990年代には、葡萄の酸味が強いことから、主に、発泡ワインのベース原料の産地と見なされていた。
現在も、特に、北部のタスマニア産の葡萄果汁やベースワインは、大手企業によって本土に運ばれ、上質なオーストラリアの発泡ワインを造るために、重要な役割を果たしている。

タスマニアは、きわめて独特な非発泡ワインも産する。主品種は、リースリング、ピノ・グリ、ゲヴュルツトラミネール、ピノ・ノワールだが、とりわけ全生産量の40%を占めるピノ・ノワールは、本土のものには見はられない、生き生きした繊細さを持っている。 ピノ・グリやリースリングの白も繊細でさわやか。

現在、ワイン生産者の数は250近くにのぼる。大半はごく小規模で、10ha以上の畑を有する生産者は28しかないため、ワインの製造コストは比較的高い。

主なな生産者は、Pipers Brook Vineyards(パイパーズ・ブルック・ヴィニャーズ)Jansz(ジャンツ)Freycinet Vineyards(フレシネ・ウィニャーズ)Stefano Lubiana wines(ステファノ・ルピアナ・ワインズ)