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ワインの歴史
カリフォルニアワインのラベルの読み方

カリフォルニアワインのラベル図解

 

ラベル必須記載事項を、上記図解の補足説明を加え、下記に列挙した。

 

生産地:
州名(California)、カウンティ名(Sonoma等)、AVA名(Carneros等)を記載することが出来るが、州名の場合は100%、カウンティー名の場合は75%以上、AVAの場合は85%以上、記載されている地域で栽培されたの葡萄を使用しなければならない。
*カリフォルニア以外では州名の場合は75%以上で、若干緩い。

品 種:
ヴァラエタル・ワインの場合は、品種名を表示し、その品種が75&以上使用したものでなくてはならないが、ジェネリック・ワイン(ブレンド・ワイン)の場合は品種名表示も使用%の義務規定はない。

収穫年:
葡萄が収穫された年(一般的にはワインに仕込まれた年)を記載。
記載された年に収穫された葡萄が95%以上でなければならない。
この収穫年は、任意記載事項で記載しなくてもいい。

ブランド:
上記図で示しているように多くは生産者名が大きく表示されるのが一般的であるが、純粋な「ブランド」名を作り、それを表示しているもの、また、多くはないが、畑名を表示しているものもある。

瓶詰元:
小さな活字で瓶詰元の名前(必ずしもワイナリーである必要はない)と住所が記載されている。ここの表記には以下のような違いがある。
< bottled by>は、ワインを他所から買い求め瓶詰めをしたもの。
<Cellared and bottled by>は、瓶詰者がブレンドして瓶詰めしたもの。
<Made and bottled by>は、瓶詰者によって醸造されたワインが最低10%入っているもの。
<Produced and bottled by>は、瓶詰者によって醸造されたワインが最低75%入っているもの。
<Grown,produced and bottled>は、葡萄畑からコルク栓を打ち込むまで完全にワイナリーによってコントロールされたもの。

アルコール度数:
アルコール度数を記載する代わりに、<table wine>或は<light wine>と表記することも許されている。

その他:
亜硫酸ガスガスが10ppmを越える場合の<亜硫酸ガス含有表示>やアルコールによる障害・危険等の<政府警告文>の記載が義務付けられている。
*上記事項は、アメリカのワイン関連の法律によってラベルには表示義務がある。

 

ワインのタイプ

ステイルワイン、スパークリングワインなどのワイン・タイプの記載が義務づけられている。

スティルワインは使用品種の規制がないジェネリックとプロプライアタリー、そして、単一の品種を使用するヴァラエタル(品種表示ワイン)に分類される。

ヴァラエタル・ワインは、
その使用品種名が75%以上のものであれば、その品種名をラベルに記載できる。

ジェネリック・ワインは、
一般に日常消費用の安価なブレンドワインで、ブランド名に赤、白、ロゼ、ブラッシュの色表示をするが、ラ イン、モーゼル、バーガンディ、クラーレッ トなどヨーロッパのワイン産地名をワイン名として表示することもできる。後者の場合はぶどう品種についての制限はなく、その産地の味のタイプを基準にしてつくられ、国内消費に向けられている。

プロプライアタリー・ワインは、
ワイナリーが独自のブランド名を付けたブレンド・ワインである。フランスのボルドーを原産とする品種のブレンド、例えば赤なら、カベルネ・ソ ーヴィニヨンとメルロ、カベルネ・フランなどのブレンドから造られたもの。このワインはメリテージュ(MERITAGE)と言う総称をもち、ラベルに、
<MERITAGE>メリテージュと記載されたものもある。

 

A.V.A (American Approved Virticultual Area )

アメリカ政府承認ぶどう栽培地域を言い、原産地を保護及び保証している。 1978年に法制化され、1983年に施行された。

ヨーロッパ諸国では原産地呼称に栽培品種、収穫量、醸造方法などの規制が結びついている場合が多い。例えば、ブルゴーニュのコート・ドールの赤ワインはピノ・ノワール種、イタリアのバローロはネッビオッロ種というように産地と品種がわかちがたく結び付いている。
対して、アメリカのAVAは、栽培品種や栽培方法、醸造方法に関する規制は定めていない
原産地呼称が使用できる範囲とその呼称名の規制を目的としているものである。
1992年5月現在、全米で115地域がAVAに指定され、内63がカリフォルニア州内にある。

複合するA.V.A
カリフォルニア州内のAVAは、東はシェラ山脈の麓から西は太平洋岸まで、北はハンボート・カウンテイ(郡)から南はサン・ディエゴの近郊までと広範囲に分散している。
そのいくつかは、AVA・ノース・コースト、AVA・セントラル・コーストのように複数のカウンティを抱合している。また指定地域の広いAVAはその中により小さなAVAが抱合されている。
例えばAVA・ノース・コーストにはアレキサンダー・ヴァレー、ソノマ・ヴァレー、ナパ・ヴァレーなど数多くのAVAが含まれ、さらにナパ・ヴァレー内にはスタッグス・リープ・ディストリクト、ハウエル・マ ウンテンなどのAVAが含まれている。
このようにAVAは同心円のように複合的に指定されていることが多い。
(フランスに於いては、特にブルゴーニュのように、地域より村、村より畑と、小さくなるほど、個性的で上質と「格付け」がなされているが、カリフォルニアには、これは当てはまらない。)