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ワインの歴史

 

ソノマ(Sonoma)著名ワイナリー

 

BUENA VISTA CARNEROS (Carneros) (ブエナヴィスタ・カーネロス)
1857年に創業された、カリフォルニアにおいて商業目的で創設された初めてのワイナリー。
当時,カリフォルニアでは修道士たちが広めたミッション種でワインが造られていたが、 創設者・アゴストン・ハラスティは、高品質のヨーロッパ系のブドウ品種を初めて導入し、 現在のカリフォルニアワイン発展の礎をなし人として、「カリフォルニアワインの父」と呼ばれている。
創設時の建物とカーブがソノマの町近郊に残っていて、ティスティングルームに改装され、 多くの観光客で賑わいを見せているが、現在、実際の醸造を行うワイナリーそのものは、カネーロスに移されている。
手頃な価格帯のワインを造ってきたが、最近、カーネロスの自社畑のピノ・ノワールとシャルドネの高級品にシフトした。 「BUENA VISTA 」とは、スペイン語で「美しい眺め」の意。
BENZIGER FAMILY WINERY (Sonoma Mountain) (ベンジガー・ファミリー)

名前の通り、24人の一家全員がワイン造りに携わっている家族経営のワイナリー。1982年設立し、 低価格なヴァラエタルワインを生産。
90年代には、300万ケースを越えるまでに生産を拡大したが、 高品質ワインを小規模に生産するという初心に戻り、大量生産のワイン部門売却、現在は、年間生産 量は20万ケース。

バイオ・ダイナミックス農法による無農薬有機栽培を徹底的に実践、その姿勢が 高く評価され、1999年にカリフォルニア州政府から環境賞「IPM Inovator 1999」を受けている。

CHATEAU ST JEAN (Sonoma Valley)  (CH・セント・ジェーン)

創設は、1973年。シャトー名は、創設者のひとりであるエドワード・メゾイアンのJean 夫人の名前から。
優良な畑の葡萄でワインを仕込むと言うポリシーを持ち、ワインのラベルに畑(葡萄園) 名を表記して売り出すという方法をアメリカで最初にとったワイナリー。
多くは外部の農園から納得のいく高品質の葡萄を買い付けているのだが、その最良な葡萄を生かすために、 微生物管理を徹底した最新の醸造設備で、最新技術を駆使し、清潔で洗練されたワインを 造っている。

1989年には、カリフォルニア州の公式コンクールで、最も優れたワイナリー を顕彰する最高賞「ゴールデン・ベア賞」の最初の受賞者。

CLINE CELLARS (Carneros) (クライン・セラーズ)
1982年、現オーナーのフレッド・クラインが祖父(有名なジャグジー風呂の発明者)から受継いだ畑には、イタリア移民がもたらした葡萄品種が植えられた広大なもので、当時平均樹齢80年という超古木が植えられていた。
1980年代の周囲生産者の多くは、当時マイナー種であった古い樹を引き抜き、カベルネやシャルドネに植え替えていた。
しかし、クライン・ファミリーは、これらの古木を大切に守り抜き、それが現在、クライン最大の武器になり「ジンファンデルとローヌ系品種のスペシャリスト」として、躍進の礎となっている。
ワインは、ワイン&スピリッツ誌やスペクテイター誌などの「Best Values/Best Buy」の選出は数え切れず、コストパフォーマンスは抜群。今では「カリフォルニアで最も信頼できるワイナリー」の一つと呼ばれ、カジュアルワイン愛好家からも絶大な支持を得て、No.1の座を築き上げている。
DRY CREEK VINEYARD (Dry Creek) (ドライ・クリ-ク)

禁酒法時代以降、ドライ・クリーク・ヴァレーで、葡萄園を再興させたワイナリーの一つで、設立は1972年。
フランスやドイツの伝統的ワイン産地を巡り歩き感化されたオーナーのデヴィッド・ステアは、時代の流れを敏感にキャッチし、その先駆的ビジョンでこの地のリダーシップ的役割を果たしてきた。

この地に初めてソーヴィニョン・ブランを植え成功させ、またカベルネやメルロー、ボルドー・ブレンドでも良質のワインも造っている。「AVA・ドラークリーク・ヴァレー」の名称は、このドライ・クリーク・ヴィンヤードに由来する。

GARY FARRELL VINEYARDS & WINERY (Russian River) (ギャリー・ファレル)
ロシアン・リヴァーの名葡萄園・Rochioli(ロキオリ)が自らのワイナリーをスタートさせた際のワインメーカーとしてのギャリー・ファレルの活躍は有名だが、それが縁でロキオリから果実供給を受け、ギャリー・ファレル自身のワイナリーを1982年に設立した。
初リリースは1985年。以来、「ワイナリー・オブ・ザ・イヤー」を10回受賞。カリフォルニアに1600以上あるといわれるワイナリーの歴代3位という栄光に包まれている。
ロシアン・リヴァーのピノを世に知らしめた事で有名だが、実はジンファンデルとシャルドネも秀逸。シャルドネはブッシュ大統領時代のホワイトハウス公式晩餐会のワインとして選ばれてもいる。 ワイナリーは2004年にAllied Domecq社に売却、さらに2005年からFortune Brands社の手に渡っている。ワインメーカーとして在籍していたギャリー・ファレル自身も2006年にその職を退いている。
IRON HORSE VINEYARDS (Green Valley) (アイナン・ホース)
グリーン・バレーに1979年設立。翌年の1980年が初リリースだが、以来高品質のスパークリングワインメーカーとしてその名は轟いている。
ホワイトハウスの公式ワインに選ばれ、それは4政権も続いている。歴史の節目の公式行事で振舞われたことから一躍知名度があがった。
「ワイナリー・オブ・ザ・イヤー」受賞は過去9度。2007年には『ロシアン・キュヴェ2000』 が「ベスト・スパークリング・オブ・ザ・イヤー」のNO.1にも選ばれている。
現在、6種類のスパークリングが作られているが、全て自家畑の果実を使用し、シャンパン製法(瓶内二次醗酵)で造られている。
LAUREL GLEN (Glen Ellen)  (ローレル・グレン)
1977年、パトリック・キャンベルが創設したワイナリー。ソノマの町の北西、ソノマ・マウンテンの標高100メートルの所に16haの自社畑を持つ。この畑は1860年代に拓かれたこの地の古い畑で、その後の1968年にカベルネソーヴィニヨン改植、ソノマにおけるカベルネ造りのパイオニア的存在であった。80年代中盤より、ワインメーカーとしてレイ・カフマンを招聘。オーナーのパトリック・キャンベルと、長年ツイン・ワインメーカーのスタイルをとっている。
現在、オーガニック栽培の基に、カベルネに加え、カベルネフラン、メルロ、シラー、サンジョべーゼも造っている。 パーカーの96ポイント、スペクテイターの94ポイントという華々しい評価を得た生産者であるが、同格のカルト・ワインに比べ価格は比較的手ごろな知る人ぞ知るプレミアム銘柄。流行や時代に流されぬ一貫したワイン造りで、ファンは多い。 なお、パトリック・キャンベルはハーバード大学出のインテリで、奥方は日本人の恵美子・カフマン。彼女はワイン情報誌、「ワイン・パースペクティブ」の著者であり、同時にWebSite「WineTalk」の運営者でもある。http://www.winetalkcalifornia.com/
MARTINELLI WINERY (Russian River) (マルティネッリ)
マルティネッリは1899年イタリア移民の祖父母が、ロシアン・リヴァー・ヴァレーに、苦労して手に入れ たわずか3エーカーばかりの土地にジンファンデルを植えたのが始まりで、その畑は「あんな急斜面を耕 作するのはジャッカス(まぬけ、ロバ)だけ」と揶揄される程の、急勾配の傾斜60度の土地。
その地の樹齢100年の葡萄がマルティネッリの礎。
「ジャッカス」名の畑は今や名葡萄畑。
長年ワイナリーへの葡萄供給農家だったが、1973年ワイナリーを設立し自らワインを造るが、その後、ヘレン・ターリー女史をコン サルタントに迎え、ワインは一挙に変貌、ジンファンデルの最高峰ブランドと高い評価を受ける。今やピノ&シャルドネの評価もジンファンデルに勝るとも劣らない。
QUIVIRA VINEYARDS (Sonoma Mountain) (キヴェラ)

ドライクリーク・ヴァレーはジンファンデルの最適地と言われているが、1960年代からこの品種を栽培する、ドライクリーク・ヴァレーを代表する家族経営のワイナリー。
シラーを若干混醸するジンファンデルは特に秀逸。
古くから極めて注目するに値する生産者として、多くのワインファンをもつ。

因みに「QUIVIRA(キヴェラ)」は、インディアンが北方に存在すると信じていた豊かで高い文化を持つ王国の名前で、その場所が、このドライクリーク・ヴァレーにあったと言われている。

ROCHIOLI VINEYARDS & WINERY (Russian River) (ロキオリ)
ロキオリ・ファミリーはロシアン・リヴァー・ヴァレーの大地主、大規模農家で、早くから葡萄栽培を専門に行い、畑の立地の良さで多くの著名なワイナリーにその優良な葡萄を提供してきていて、現在もトップ・ワインメーカーが名を連ねている。
また、「WILLIAMS-SELYEM(ウィリアムズ・セリエム)」、「GARY FARRELL(ギャリー・ファレル)」のように、ロキオリの土地をレンタルし、葡萄栽培を行っているワイン・メーカーもある。
ワイナリー設立は1984年。醸造責任者にギャリー・ファレルを招聘して、自らワインを造り始めたが、そのワインの評価は非常に高い。特に、単一畑のピノとシャルドネは、パーカーは5ツ星の最高評価をしている。
SEGHESIO FAMILY VINEYARDS (Alexander Valley)  (セゲシオ・ファミリー)
1886年、エドアルド・セゲシオがイタリアのピエモンテからソノマに渡り、1893年にアレキサンダー・ヴァ レーに56エーカーの土地を購入、その2年後から葡萄栽培を始めた。
100以上の長きに渡り、ワイナリー に葡萄を供給する葡萄栽培業者として名声を博して来た。 1983年、4代目のテッド・セゲシオがワイナリーを設立。
一時は13万ケースのワインを生産するまで成長する。しかし、1990年代に、「規模の拡大」から「質の向上」に方針を大きく転換。1994年に元 『オー パス・ワン』 のマネージャーを務めたフィル・フリーズと元 『アンティノリ』 の醸造家・アルベルト・ アントニーニをコンサルタントとして招聘した。
成果は早速現れ、『ジンファンデル・オールド・ヴァイン』一躍脚光を浴びる。
その後も安定した品質を保ち続け、現在、7つの銘柄を抱え、ジンファンデルのみならず。優れた造り手として人気を博している。
SIDURI WINES (Russian River) (シドゥーリ)
シドゥーリとは古代バビロニアの「ワインの女神」。
アダム・リーが率いる 『シドゥーリ』 は、1994年 設立のピノ・ノワール専門ワイナリー。
今や「シドゥーリに葡萄を供給できればピノのトップ栽培者」と見なされ、葡萄栽培農家に対しても人気 と実力を誇る。北(オレゴン)から南(サンタバーバラ)まで、全米各地にわたって上質のピノを捜し求めては面積単位で葡萄を契約・購入している。
リリースする銘柄数は、ピノだけだが25種にものぼり、一般消費者及びワイン業者、その双方から「ピノ 専門ワイナリー」として大きな支持を受け代名詞的存在。ジンファンデルの 『ターリー』と共に、単一品種ワイナリーとしての双璧。
SIMI WINERY (Alexander Valley)  (シミ)

イタリア移民のシミ兄弟が、アレキサンダー・ヴァレーに1876年に設立。オーナーの変遷はあるが130年の歴史を誇る。
1980年代に、醸造家・ゼルマ・ロング女史を迎え近代化に成功。ソノマを代表するワイナ リーとなる。
現在は、辣腕醸造家・スティーヴ・リーダー(Steve Reeder)が担っている。

赤のカベルネもメルローも評価は高いが、1989年に、ロシアン・リバーに購入した、カリフォルニアでも最 も古い部類に入る「ゴールドフィールド・ヴィンヤード」のシャルドネで造る白ワインは秀逸。

ST. FRANCIS VINEYARDS & WINERY (Sonoma Valley) (セント・フランシス)

1971年に元ビジネスマンのジョー・マーティン夫妻が、ソノマ・ヴァレーの100エーカーの畑を購入したことに端を発す。その後数年間は近隣のワイナリーに果実供給を行っていたが、1979年に自らのワイナリ ーを設立し、自社ブランドの販売を開始する。

1983年にトム・マッキー氏を招聘して躍進する。
「メルローの魔術師」とニックネームを受ける程、最高 のメルローを造るが、ジンファンデル、カベルネの品質も秀逸で、クオータリー・レヴュー誌で、「ワイナ リー・オブ・ザ・イヤー(1998年)」にも認定されている。

WILLIAMS-SELYEM WINERY (Russian River) (ウィリアムズ・セリエム)
ロシアン・リバー・ヴァレーのピノ・ノワールの造り手として名を馳せるウィリアムズ・セリエムは、創業は 1979年。
週末ワインメーカーだったエド・セリエム(ワインバイヤー・会計士)とバート・ウイリアムズ(出版印刷)による。
1998年、オーナーはジョン&ケイト・ダイソンに移り、ワインメーカーはボブ・カブラルが担う。 伝統的なブルゴーニュタイプのワインメーキングで、最高品質の葡萄を選び、できるだけ人工的な力を与えない。ポンピングや清澄作業もフィルタリングもしない。熟成もフレンチオーク。
フラッグシップ・ワイ ンの「シングルヴィンヤードシリーズ」はロシアン・リバーを中心としたソノマ地区の著名な栽培農家のブドウから造られる。生産量の8割をワイナリーのメーリングリストに割当てられるから、市場に出回ることは少ない「カルトワイン」のひとつ。