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ワインの歴史
NapaCountyその他のAVA

 

AVA・Oak Knoll (オーク ノール地区)

OakKnoll
ナパの町に北側にひろがる比較的新しいAVAで、認定は2004年。ナパヴァレーで最も大きな扇状地の上にある。 火山性土壌で北西部は小石混じり、南・東部は小石の混ざった粘土質ローム。
気候は温暖であるが、海から涼風と霧が夏の午前中は進入してくる。 午後は海からの風が吹きこみ北部より相当涼しい。真夏の最高気温は 31 ℃で夜間には13 ℃ぐらいにまで下がる。


栽培主品種は、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、シャルドネ、リースリング。
秀逸なリースリングと長熟のカベルネが生まれている。

 

AVA・Yountville (ヨーントヴィル地区)

DOMINAS estate
オーク・ノール地区の北側、
Stags Leaps
の西側にある。
この地域は「ノル」と呼ばれる円形の丘を形成する巨岩が多く見られる。
気候は温暖ではあるが、オーク・ノール同様、海から流れ込む冷気と霧の影響を受けるから、北部より涼しい。
昼夜の温度差は真夏では20℃もある。降雨量は800mm。
土壌は石の混ざった粘土質ロームの沖積土で、肥沃度もほどほどにあって、メルローの栽培に適していると言われ、リッチなしなやかさを持つメルローとカベルネ・ソーヴィニヨンで知られる。
この地のワイナリーはDOMINUS ESTATE (ドミナス)がよく知られているが、DOMAINE CHANDON (ドメーヌ・シャンドン)のワイナリーもここにある。しかし、ドメーヌ・シャンドンの畑の多くはカ-ネロスにある。

 

AVA・Mt. Veeder (マウント・ヴィーダー地区)

Mt-Veeder

気候は冷涼からやや温暖。葡萄畑のほとんどは霧の掛からない高い位置(海抜185~650m)にあり、夜は比較的気温の下降が緩やかで、日中は涼しいことが多い。
平地よりも気温差が小さい。典型的な真夏の最高気温は 30 ℃ぐらい。降雨量は875mm。
ソノマ・ヴァレー西側の尾根(例えばモンテ・ロッソ)と同じような火山性の砂混じりのローム酸性土壌。表土は浅く、水はけはいい。肥沃度は低い。
栽培主品種:カベルネ・ソーヴィニョン、メルロー、ジンファンデル。
出来るワインは、タンニンがしっかりしているから、たくましい長期熟成型として知られている。
代表的ワイナリーは、MAYACAMAS VINEYARDS(マヤカマス)、HESS COLLECTION WINERY(ヘス・コレクション)など 。

 

 

 

AVA・Spring Mountain  (スプリング・マウンテン地区)

SpringMountain

標高の高さ(184~675m)だけでなく、畑は山のソノマ側斜面にあるから(東側斜面はセント・ヘレナ)太平洋の涼風の影響で気候は相当涼しい。昼夜の寒暖の差は大きい方ではない。

土壌は、主に堆積土で風化した砂岩、頁岩、ローム土に覆われ、砕けやすく水はけは極めていい痩せた土壌。
STONY HILL VINEYARD (ストーニー・ヒル)は1960年代に長命のシヤルドネを造り、カルト・ワインの先駆けとなった。PRIDE MOUNTAIN VINEYARDS (プライド・マウンナン)、YORK Creek(ヨーク・クリーク)はカベルネと良質のジンフアンデルでよく知られている。
この山間部の葡萄畑は、ナパ・ヴァレーでますます重要になりつつある。

 

AVA・Diamond Mountain  (ダイヤモンド・マウンテン地区)

DiamondMountain

カリストガの町の南西にあるこの地区は、地形と海抜(130~530m)の影響から日中の気温は穏やかで、夜間の最低気温は北部の平地よりも高い。
成育期の気温は最高 32℃、最低10 ℃とカリストガの平地よりもずっと涼しい。風化した堆積土と火山性の土壌で、色の赤い非常にキメが細かい砂質の土が多い。
栽培主品種は、カベルネ・ソーヴィニョン、カベルネ・フラン、シャルドネ。
DIAMOND CREEK VINEYARDS (ダイヤモンド・クリーク・ヴインヤード)は早い時期から、火山土質をはじめとするきわめて多様な土壌からこだわりのある単一畑のワインを生産してきた。また、ナパのスパークリング・ワインの先駆者・SCHRAMSBERG VINEYARDS (シュラムズバーグ)が、この地にワイナリーを定めているのは、ナパの中でも、この地の冷涼さにいち早く気付いていたことによるものと思われる。(今では、更に冷涼な地域にベースワインの供給地を求めている)

 

AVA・Howell Mountain  (ハウエル・マウンテン地区)

古くからジンファンデルとプティ・シラーがよく出来る地区として知られていたが、禁酒法時代に荒廃し、再興されたのは1980年代。内陸にあって標高(184~675m)の高地にあるから霧が掛からず、強い日照を受け、全体的にやや気温は高く、昼夜の寒暖の差は大きい。また乾燥度も高い。
土壌は、主に火山性で浅い表土で痩せていて、水はけはいい。
DUNN VINEYARDS(ダン)、LA JOTA VINEYARD CO. (ラ・ホタ)、LIPARITA CELLARS (リバリタ)らは、冷涼で静かで霧の掛からないこの高地にカベルネで成功した先駆者的ワイナリー。
カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、ジンファンデルが栽培されているが、筋肉質で、豊かなタンニン、しっかりした酸で、熟成のポテンシャルも高い。

HowellMountain

 

AVA・Atlas Peak (アトラス・ピーク地区)

アトラス・ピークは、標高が高い上に(338m ~550m)、湾からの風が直接吹きつけることもあり、より冷涼な気候で、平地より5~8℃は低い。降霧線より高い場所は、夏の気温は30℃より高くなることは稀で、夜間との気温差はそう大きくはない。
土壌は、火山性で赤色の玄武岩が多く、表土は浅い。保水力が乏しいために、灌漑は必須。
イタリアのアンティノーリ杜が所有するATLAS PEAK VINEYARDS (アトラス・ピーク・ヴインヤーズ)は、この地で多くのイタリア系品種を育ててきた。しかし、今では鮮やかな果実昧とすばらしい天然の酸味をもつカベルネが、ここアトラス・ピークの名産品となっている。 メルロー、カベルネ・フランもある。

AtrasPeak

 

AVA・Chiles Valley  (チャイルス・ヴァレー地区)

1999年認定の比較的新しいAVA。気候は夏の成育期の日中は 30 ℃前後とかなり温暖になるが、海抜が高く、夜は霧の影響で、15 ℃ぐらいにまで気温が下がる。冬と春は気温が下がり、強風に見舞われるため、オークヴィルなどのヴァレー・フロア(平地)よりも収穫は遅れる。
土壌は石の混ざったローム粘土質の肥沃な沖積土。
栽培主品種は、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、カベルネ・フラン。