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ワインの歴史
ソノマ(Sonoma)南部のAVA

AVA・Los Carneros (カーネロス地区)

AVAの境界線は、政治的要素に基づいて決められるケースが多い中で、このカーネロスはその微気候(マイクロクライメイト)が与える影響を基準に境界線が引かれている。
そのためこのAVAは、ソノマとナパの両カウンターに跨っている。 Losの付かないCarnerosだけの名称も登録されている。

CarnarosAVA(カーネロス)

ソノマの南端、サン・パブロ湾に一番近いから最も冷涼な地区である。この地は、酪農で栄えていた地域だが、80年代後半~90年代に掛けて、にわかに葡萄の一大栽培地(シャルドネとピノ・ノワール)になった。 これは、シャンパーニュのデタンジェ(Domaine CARNEROS)やモエ(Domaine CHANDON)、それに巨大企業ガロ(GALL of Sonoma)などがこの地のポテンシャルに大きな資本投下した結果である。
土壌は、ナパ・ヴァレーの谷底などよりもはるかに痩せた浅い粘土質ロームで、それが葡萄に活力を与える。サン・パブ口湾から冷涼な強風が葡萄の葉に吹きつけ、とりわけ午後の暑さを和らげるため、葡萄は晩熟になる。

カーネロスのワインはカリフォルニアでも有数のデリケートな仕上がりとなり、スパークリング・ワインの優れたベースワインとなっている。
非発泡ワインのシャルドネは生き生きとした酸味と果実香をもち、カリフォルニアの大半の地域よりも熟成する可能性を秘めている。
ピノ・ノワールは、ブルゴーニュから輸入されたクローン種ヘの移行の過渡期にあるが、ロシアン・リヴァー・ヴァレーのピノ・ノワールよりもはるかに軽く、ハープやチェリーの風味をもつ。 カーネロスの気取らないピノ・ノワールは、カリフォルニアで最もブルゴーニュ風だと言える。
栽培面積:3,700ha、ワイナリー数:73.
栽培品種: シャルドネ、ピノ・ノワール、メルロー。

 

AVA・Sonoma Valley (ソノマ・ヴァレー地区)

SonomaMountain(ソノマ・マウンティン)

この地は、商業用ワインが最初に造られたれ歴史的場所だが、禁酒法時代に殆ど壊滅してしまった。回復はされたのは1960年代中頃から1970年代に掛けてである。
それをリードしたのはフランス産のオーク樽でピノ・ノワールとシャルドネを熟成させたハンゼル(HANZELL VINEYARDS)
サン・パブロ湾から流れ込む霧が冬は暖かく夏涼しい気候を作るこの地域は、ナパ・ヴァレー同様北に行くほど温暖になる。
谷の標高の高くない地にはシャルドネとピノ・ノワールの栽培が盛んである。自社畑を持つワイナリーも少なくないが、Durell(デュレル)LesPierres(レ・ピエール)などの大葡萄園が秀逸なシャルドネを多くのワイナリーに提供している。

西部の高地は、Sonoma Mountain・AVA(ソノマ・マウンティン)になっていて、霧が掛からず長い日照時間に恵まれて、カベルネを主としたボルドー品種、それに古くからのジンファンデルが栽培されている。代表格のLAUREL GLEN (ローレル・グレン)やBENZIGER FAMILY WINERY(ベンジガー)が良質のワインを造っている。

 

 

AVA・Russian River Valley (ロシアン・リヴァー・ヴァレー地区)

RussianRiverValley(ロシアン・リヴァー・ヴァレー)

ロシアン・リヴァーがうねるように流れ、アメリカ杉ともみの木の森に囲まれた美しい地域である。
この地で、70~80年代の白ワインブームに植えられ、最ももてはやされた品種はシャルドネ。
出来る白ワインは、はっきりした酸味で整った骨格を持つ。そして、シャルドネの白ワイン以上に、この地が脚光を浴びるようになったのはピノ・ノワールだった。今や州内有数のピノ・ノワールの産地である。
ワインは長熟を見込めるものもあるが、総じて開放的で、果実味豊かで、魅惑的ではある。ブルゴーニュ風とは一味違う。
又、霧の掛からない標高の畑は昔から素晴らしいジンファンデルを世に出してきた。近年シラーも有望視されている。
代表的ワイナリーは、WILLIAMS-SELYEM WINERY (ウィリアムズ・セリエム)、 ROCHIOLI VINEYARDS & WINERY (ロキオリ)、 GARY FARRELL VINEYARDS & WINERY (ギャリー・ファレル)

 

AVA・Green Valley (グリーン・ヴァレー地区)

GreenValley(グリーン・ヴァレー)

この地はロシアン・リヴァー・ヴァレーAVAの中にあって、海に近い。西にある丘陵地が海からの直接の冷気は遮っているが、霧が発生し、非常に冷涼な地域。
スパークリング・ワインに特化したIRON HORSE VINEYARDS(アイアン・ホ-ス)により、1970年代に開発されて、任意的に独自のAVAとして扱われてきた区域である。
シャルドネとピノ・ノワールの産地である。

 

 

AVA・Chalk Hill (チョークヒル地区)

ChalkHill(チョークヒル)

石灰岩に似た白い地層があることから付けられた地名だが、石灰岩ではなく、この地のものは白い火山灰が多く混じっていることによる。
ロシアン・リヴァー・ヴァレーの東側の山麓にあってその標高は200~800フィート。霧はロシアン・リヴァー・ヴァレーに比べはるかに少ないから、気候は温暖。土壌は火山性で水はけがいい。

シャルドネに加えてソーヴィニョン・ブランも産する。ロシアン・リヴァー・ヴァレーのものより若干重口。 代表するワイナリーは、この地に広大な葡萄畑を持つCHALK HILL ESTATE VINEYARDS & WINERY (チョーク・ヒルズ・エステイト)