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ワインの歴史

Elqui Valley (エルキ) 

エルキ・ヴァレー

最北のチリワイン産地。リマリー・ヴァレーとともに、もともとはブドウ蒸留酒・ピスコの産地として知られており、パパイヤや輸出向けの食用ブドウの栽培が盛んな地域。
この地域におけるワイン生産はまだ初期段階。近年、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、カメルネールに加え、冷涼な地域では、白品種のシャルドネ、ソーヴィニョン・ブランと言った優良品種の導入が進んでおり、高級ワイン生産に特化した発展を見せている。

この地は、年間を通して晴天に恵まれ空気が澄みきっている。年間降水量70mmという極度に乾燥した土地だから、灌漑は必須である。海岸沿いからアンデスの高所まで、丘陵地帯を覆うブドウ園は、病虫害を避け1,000m以上の高地にあり、 新しい葡萄園は海抜2,000mに至るところもある。

この地の高い山岳部には、澄み切った空を求めて、世界的にも重要な天文台が点在している。又、、近くにはノーベル賞詩人のガブリエラ・ミストラルの生地ヴィクーニャのほか、夏場には海水浴客でにぎわうコロニアル都市のラ・セレーナなど魅力ある観光地もある。

栽培品種:
Cabernet Sauvignon(186)
Merlot(49)
Carmenere(32)
Syrah(29)
Sauvignon Blanc(13)
Chardonnay(35)(*ha)

<エリア>・Paiguano(パイグアノ) ・Vicuna(ヴィクーニャ)

 

Limari Valley (リマリー)

リマリ・ヴァレー

リマリー・ヴァレーでブドウ栽培が始まったのは植民地時代のことであり、かつては中央部へのワイン供給基地として機能していたこともある産地だが、砂漠化の進行とともにこの地域でのワイン生産は減少の一途を辿って来た。エルキー・ヴァレー同様、ブドウの蒸留酒・ピスコやパパイヤ、食用ブドウの産地と知られてきた地域。1990年代にドリップ式灌漑が導入されたことで、再びワイン産地として注目を集めるようにった。(コンチヤ・イ・トロは2005年にリマリに大きな投資を行った)

年間降水量が100mm以下、非常に乾燥しており半砂漠地帯と言える。赤道にも近いから夏場の気温は相当高い。しかし、太平洋に向かって開けた地形がフンボルト海流に冷やされた海風を呼び込む。朝、冷涼な風と「カチャマンカ」と呼ばれる濃霧が生じる。(このカマンチャカは雨の降らないこの砂漠に生きるサボテンやハイイロギツネに水分を与える命のブランケットでもある)
昼夜の気温差が20度近い。これがこの地の特徴。人口灌漑が必要不可欠な半砂漠地帯だが、霜害や収穫期の降雨の心配がほとんどない。すがすがしく新鮮でフルーティーな飲み口のソーヴィニヨン・ブランやシャルドネは高く評価されている。

東西に伸びる産地周辺には、フライ・ホルヘ国立公園やソコス温泉などの自然美溢れる景勝地が広がっており、バジェ・デル・エンカントなどの考古学遺跡も残っている美しい地域です。

栽培品種:
Cabernet Sauvignon(720)
Merlot(190)
Carmenere(124)
Syrah(112)
Chardonnay(134)(*ha)

(エリア)・Ovalle(オバージェ)・Monte Patria(モンテ・パトリア)・Punitaqui(プニタキ)
・Rio Huriado(リオ・ウルタード)

 

Choapa Valley (チョアパ)

チョアパバレーはチリのアンデスと海岸山脈間の一番幅の狭い場所に位置する。この小さな渓谷は、Salamanca(サマランカ)とIllapel(イジャペル)の二つの領域がある。
ここは、SAG(Servicio Agricola Y Ganadero=農牧局)によるDO指定栽培地(Denominacion de Origen)だが、開発が始まったばかりで、どちらにもワイナリーはまだできていない。
岩石の多い高原に植えられた葡萄畑は、まだわずかで、総植え付け面積で136ha程度。
栽培品種はシラーとカベルネ・ソーヴィニヨン。