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ワインの歴史

San Antonio Valley (サンアントニオ・ヴァレー)

サン・アントニオ・ヴァレー

San Antonio Valley (サンアントニオ・ヴァレー)

は、カサブランカ・ヴァレーのすぐ南、サンティアゴから西に75kmに位置する。太平洋沿岸の河口部と低い沿岸山脈の間にあるから、太平洋から吹き付ける海風を遮るものは何も無い。南極海に端を発するフンボルト海流が生み出す、その冷たい海風の影響で気温は低く、夏から秋にかけては午前中に霧が多く発生する。かつてはブドウ栽培は不向きな土地とみられていたが、カサブランカの成功が、この地のうねりのある沿岸丘陵地帯の開発を促した。年間降水量は350ミリと乾燥しているから、灌漑は必須う条件である。
1997年にビーニャ・レイダが最初の植え付けを行ってから、次々に新興ワイナリーが誕生した。
チリ最南の産地マジェコ・ヴァレーに次いで小さなワイン産地である。

サン・アントニオ川
サンアントニオ・ヴァレーは、冷涼な気候を利用した白品種のシャルドネ、ソービニョン・ブラン、赤品種のピノ・ノワールといった品種の栽培されている。一般に温暖な地域で栽培されていた赤品種のシラーの栽培も始まっている。

サンアントニオ・ヴァレーは伝統的に牧畜、小麦栽培など農業と漁業を主産業とする地域で、太平洋岸にはチリ最大の貨物取扱量を誇るサンアントニオ港がある。海岸沿いには数多い海水浴場があり、ホテルやレストランが点在する。
ロッカ・デ・サント・ドミンゴは高級別荘地としても有名。イスラ・ネグラにはチリのノーベル賞詩人パブロ・ネルーダ(1904~73年)の家があったが、現在はパブロ・ネルーダ財団の博物館となり、ネルーダ自身が世界中から集めたコレクションが展示されている。
サンアントニオ・ヴァレーのワイナリーのうち、マテティックとカサ・マリンはワイナリーを一般観光客にも開放しており、レストランや宿泊施設が併設されている。

 

Leyda Valley (レイダー・ヴァレー)

サンアントニオ・ヴァレーの東の低い沿岸山脈の丘の谷間を、Leyda Valley (レイダー・ヴァレー)と言うが、最初にこの地に葡萄の植え付けを行ったワイナリーが、ビーニャ・レイダだったので、「レイダー・ヴァレー」と呼ばれるようになったと言われている。
そのビーニャ・レイダが牽引車となって、サンアントニオ・ヴァレーの開発が活発に行われるようになったので、この地だけ個別にDO栽培地に指定されたようである。

栽培品種:
Cabernet Sauvignon(186)
Merlot(8)
Syra(5)
Pinot Noir(80)
Sauvignon Blanc(98)
Chardonnay(124)(*ha)