Valpolicella (ヴァルポリチェッラ)

生産地は、ソアーヴェのほぼ東方の丘陵地帯。最良のワインはヴェローナの北西,ガルガニヤーノ、マラーノ、ネグラール、フマーネ、サン・ピエートロ・イン・カリアーノを含む「クラッシコ」地帯で造られる。
ワインは、アデイジェ川が東に曲る地点の、北のアルプスの裾野の端にあたる所で生育するコルヴィーナ、ロンディネッラ、モリナーラ種を主体に造られる。
通常の<赤ワイン>、より頑丈な<スペリオーレ>、力強い辛口の<アマローネ>、それに甘口の<レチョート>がある。
キャンティ、アステイ、ソアーヴェに次いでDOC中第4位の生産量である。使用品種は、バルドリーノと同じであるが,ワインはより頑丈で,より深みがあり,軽めのものでさえバルドリーノより長命である。通常の「ヴァルポリチェッラ」の赤は、ルビーから深紅色まである。チェリーのようなアローマと香味を持ち,わずかにビターの後口がある。若い内の味が最良のものが殆ど。
Recioto della Valpolicella
<レチョート>は、独特の芳香と厚みのある中程度の甘口。<アマローネ>は、アルコール度の高い熟成に耐える力強い味わいのワインである。
*「ヴァルポリチェッラ」は、ラテン語で「カンテーナの多い土地」を意味していて、古代ローマ時代の文書に、この地のクラッシコ地帯で造られるワインに「アチナディコ」と呼ばれるワインのあることが記されている。この「アチナディコ」は、アマローネやレチョートのもとになるワインである。
- 生産量:4,160万本
- Key Vintages:1993.95.97.98.2000,03.04.05
- 主生産者:Allegrini(アッレグリーニ)、Masi(マジア)、
Zenato(ゼナート)、
Corte Sant'Alda(コンテ・サンタルダ)、Dal Forno Romano(ダル・フォルノ・ロマーノ)
Bianco di Custoza (ビアンコ・ディ・クストーザ)
バルドリーノの南、一部バルドリーノと重なる地域で造られる<辛口白>。トレッピアーノ・トスカーノ種、カルガネガ種、地元のトカイ・フリウラーノ種の混醸。ワインは、濃い麦藁色で果実香に富み、ソフトで上品な風味を持つ。構成もしっかりしていて良質なソアーヴェに対抗できるものも少なくない。近年、カルガネガ種主体の<甘口白>も造られ、評価も高い。
- 生産量:1,400万本
- Key Vintages:2000,01.02.
- 主生産者:La Prendina(ラ・プレンディーナ)、Lamberti(ランベルティ)、
Zani(ゼーニ)、
Santa Sofia(サンタ・ソフィア)、Cantina Sociale di Custoza(カンティーナ・ソチャーレ・ディ・スクトーツァ)
Gambellara (カンベラーラ)
産地はソーヴィアの東、カンベラーラを中心とした地域で、カルガネガ種主体に、地元のトカイ・フリウラーノ種を加えて造られる<辛口白>。濃い麦藁色で、フルーティーでバランスのいい口当たり、ソアーヴェに似ている。<レチョート>は収穫した葡萄を1月頃まで風通しのいい室内で乾燥させ、糖度を上げ発酵させたもので、黄金色で独特のアロマのある<中甘口>。<Recioto di Soave>に対抗できるものも少なくない。琥珀色の<ヴィン・サント>もある。
- 生産量:760万本
- 主生産者:La Prendina(ラ・プレンディーナ)、Lamberti(ランベルティ)、
Zani(ゼーニ)、
Santa Sofia(サンタ・ソフィア)、Cantina Sociale di Custoza(カンティーナ・ソチャーレ・ディ・スクトーツァ)
Colli Berici (コッリ・ベリーチ)
ヴィチェンツァに隣接する丘陵にあるこのDOCは、歴史的には名の知れた地帯にある。国際品種から地元種まで多数の品種を使って<赤と白>を造っている。個性には欠けるものの飲み易い若飲みタイプ。
- 生産量:1,320万本
- 主生産者:Gavazza(カヴァッツァ)、Villa del Ferro(ヴィッラ・デル・フェッロ)、
Marcato(マルカート)、
Colli Euganei (コッリ・エウガネ)
パトヴァ県の エウガネイ丘陵を中心とした地域。切り立ったようにそびえる丘陵は古代ローマ時代から畑が造られていたが長い間忘れ去られていた。しかし、第二次大戦後に復興した。
国際品種の<赤>とガルガネガ種やプロセッコ種で造る<白>がある。ワインは総体的に飲み易い若飲みタイプ。
- 生産量:580万本
- 主生産者:Vignatta(ヴィーニャアルタ)、Emo Capodilista(エモ・カポディリスタ)、
Zonin(ゾニン)、Ca Lustra(カ・ルストラ)、
