
ピエモンテの赤ワインの約半分は、この<バルベーラ種>で造られていると言われ、古くから北イタリアの人々に愛されてきたワインである。<バルベーラ種>はモンフェラートに始まる品種と言われているが、古い資料が残っていない。
もともとサヴォイア家の領内で甘口ワイン用に栽培され、当時ミラノを支配していたオーストリア人に売られていたと言う。
濃いルビー色で、特徴的なスミレの香りを含み、酸のはっきりした個性のある味わいで、近年、オークの小樽を使う傾向にあって、長期熟成の可能性秘めた洗練さを見せている。
以下の3つの地域がDOCに認められている。
Barbera d'Asti (バルベーラ・ダスティ)
アスティからアレッサンドリア県に掛けての地域。生き生きとしたフルーティーさが特徴で、大部分は若飲みタイプ。中には、豊かな構成の長熟のものもあるが、何せ、広大な地域で大量に生産されるから、ワインのスタイルは多様である。
- 生産量:3,060万本
- Key Vintages:1985,86,88,89,90,93,95,96,97,98,99,2000,01,02
- 主生産者:Michele Chiarlo(ミケーレ・キアルロ)、Bertelli(ベルッテリ)、Braida(ブライダ)、Prunotto(ブルノット)、Bave(バヴァ)
Barbera d'Alba (バルベーラ・タルバ)
産地は、アルバを中心とするランゲ地方。バローロ、バルバレスコを造る地域でもあるので、バルベーラ種主体に、ネッピーロ種を加える事も認められている。オークの小樽で熟成される傾向があり、比較的に、ボディーのしっかりした長命のものが造られる。バローロやバルバレスコの影に隠されがちだが、注目に値する。
- 生産量:1,000万本
- Key Vintages:1997,98,99,2000,01
- 主生産者:Roberto Voerzio(ロベルト・ヴォエルツィオ)、Gaja(ガイヤ)、Ceretto(チエレット)、Pio Cesare(ピオ・チェーザレ)
Barbera del Monferrato (バルベーラ・モンフェラート)
モンフェラート丘陵地帯。バルベーラ種にフレイザ、グリニョーリ、ドルチェット種を15%まで加えることが認められているので、他のものより飲み易い、軽いものが作られる。4年以内が飲み頃の若飲みタイプが多い。
- 生産量:1,160万本
- Key Vintages:1998,99,2000,01
- 主生産者:Colonna(コロンナ)、Angelino(アンジェリーノ)、Accornero(アッコルネーロ)、
