ピエモンテのDOCGワインMap
ゲンメ&ガッテナーラ
ロエロ&ブランケット・ダックイ
バローロ
バルバレスコ ガヴィ&アスティ

 

ピエモンテは、北をスイス、西をフランスと国境を接し、「山の足」を意味する州名が示すとおり、アルプスの南の麓に広がっている。本質的には農業州で、有数のチーズの産地として、また豊かな雪解け水に支えられ、国内一の米作地帯として発展して来た。 しかし、今日ではトリノを中心に工業も盛んで、ロンバルディアと共にイタリアでも群を抜いて所得水準の高い州となっている。
州都トリノは、かってはサルデーニャ王国の首都であった。サルデーニャ王国は、「サルデーニャ」を名乗るが、その経済・文化の中心はピアモンテにあって、「統一イタリア」創建に大きな役割をなした。トリノは、今もイタリア諸都市の中でも最も美しい市街地を誇っている。

ピエモンテは、生産量では全20州の第7位に過ぎないが、そのDOC(G)の数54はイタリア最大で、トスカーナと共に、イタリアの誇る2大名醸地の一つである。

DOCGの詳細情報は、上図のDOCG名ないし、上部のメニューをクリックして下さい。
DOCは数も多いので別ページに分けた。

なお、ピエモンテ南部の広範囲な各地で、ドルチェット種で造るフルボディーの赤ワインがあるが、アルバの南に位置するドッリアーニ・ <Dolcetto di Doglianiの<スペレオーレ>のみ、2005年、DOCGに昇格した。 その詳細情報はDOC・Dolcettoを参照して下さい。

 

霧にけむるAstiの風景
ピエモンテのブドウ畑は、主に州の中部から東南部のアルプスの麓に連なるなだらかな丘陵地帯にあって、独特の気候がある。非常に暑い生育期の後に、霞のかかる秋と寒く霧の出る冬が続いている。
ワイン造りは古く、古代ローマ時代からで、この地の銘酒「バローロ」は、カエサルが大量にローマに持ち帰ったと伝えられている。

ワインを造るピエモンテの人々の伝統への意識、歴史的風土が育てた土着品種への愛情とその職人技は、ブルゴーニュのコート・ドールを思わせる何かかある。個人所有の区画に細分化され、手のいき届いた南斜面の葡萄畑、小ぎれいな村々の景観も、また然りである。とは言え、この地方もまた、イタリアらしい熱狂的で不確実な面もその裏に持ち合わせている。