「Sicilia」
Marsala (マルサラ)
ワインは、主にシチリア西部のトラパニ県で生育するカタッラット、インツォリア、グリッロ種〈多いほど良質〉で造る。一般的なのはベースとなるワインを濃縮した果汁(モスト・コツト)で甘くし、強化したものに,さらに樽での熟成に先立ってアルコールで酵母の活動を休止させた果汁(シフォーネ)を加えて造る。 強烈な木の杏・カラメルのブーケと、豊かで、口あたりがなめらか、わずかに焦げたような香味を持つワインである。
色によって、黄金色はオーロ(oro)、琥珀色はアンブア(anlbra)、ルビー色はルビーノ(rubino)の3種に分類される。(ルビーノは、黒葡萄のペッリコーネ、ネーロ・ダヴオーラ,ネレッロ・マスカレーゼ種の使用が認められている)
甘さによって、セッコ-辛口(secco)、セミ・セッコ-中辛口(semi secco)、ドルチェ-甘口(dolce)の3種に分類されてもいる。
マルサーラの大部分はマルサーラ港にある大会社の手で造られている。
- 生産量:1,500万本
- Key Vintages:1992,93.94.95.96.97.98.,99,2000,01,05.
- 主生産者:Fiorio(フローリオ)、Rallo(ラッロ)、Pellegrino(ペレグリーノ)、
De Bartoli(デ・バルトリ)、

Alcamo (アルカモ)
- 生産量:260万本
- 主生産者:Rallo(ラッロ)、Pellegrino(ペレグリーノ)、Spedafora(スパダフォーラ)、
Rapitara(ラピタラ)
Contessa Entellina (コンテッサ・エンテッリーナ)
<白>-Biancoは、アンソニカ種50%以上の辛口。独特の新鮮な果実香を持つ若飲みタイプ。
<赤>-Rossoは、ネーオ・ターヴォラ種、シラー種50%以上で、ルビー色で濃密な香りを持つ。
<ロゼ>-Rosatoは、赤と同一品種で造られる若飲みタイプ。
- 生産量:48万本
- 主生産者:Donnafugato(ドンナフガータ)
Etna (エトナ)
<赤>はネレッロ・マスカレーゼ種60%以上。ルビー色で濃密なブドウ香を持つボディーのしっかりしたワイン。
<ロゼ>は赤と同一品種で造る繊細な香りヲ持つ若飲みタイプの辛口。
<白>はカッリカンテ種60%以上。新鮮でソフトな調和のとれた麦藁色の辛口。
- 生産量:170万本
- 主生産者:Barone di Villagrande(バローネ・デイ・ヴィッラグランデ)、Pellegrino(ペレグリーノ)、Benanti(ペナンティ)、Valle Galfina(ヴァッレ・ガルフィーナ)、Biondi(ビオンディ)
Malvasia delle Lipari (マルヴァジア・デッレ・リパリ)
産地は島の北東のリバリ島を中心とするエオリエ諸島。生産量は少なく5~60,000本程度。
- Key Vintages:1998,99,2000,01.02.03.04.05.
- 主生産者:Hauner(ハウネル)、Cantone Colosi(カンティーネ・コロージ)、
Barone di Villagrande(バローネ・デイ・ヴィッラグランデ)
Pantelleria (パンテッレリア)

強烈な風の吹く、溶岩でできたゴツゴツとした岩肌むき出しの島である。ギリシャ語とアラブ語で風を意味するこの島では、強風は、時には50℃を越える熱風になるため、ブドウの苗は低く植えられ、畑は石垣で囲まれている。ブドウの収穫も8月から始まる。ヘクタール当たりの収量も少ない。地元でズィビッボと呼ばれるモズカート・ビアンコ種から<甘口白>が造られる。
ワインは濃い黄金色から琉拍色まであり、このブドウ独特の強いアロマがあり、後口にもマス カットの風味が残る。古典的スタイルのものだけに限定したて、以下の2つのDOCを名乗る。
Moscato di Pantelleria (モスカート・ディ・パンテッレリア)
Passito di Pantelleria (パッシート・ディ・パンテッレリア)
パッシートは、強い太陽光に当て乾燥させたブドウで造る甘口で、アルコール度は14%以上、
熟成1年以上。輝くような琥珀色で豊かな芳香と力強さを持つ。
長期保存のきくリキュールタイプがあり、モストとアルコールの混合物を加え補強したもので、
<Liquoroso-リクォローソ>と言う。
- 生産量:140万本
- Key Vintages:1997.98,99,2000,01.02.
- 主生産者:Salvatore Murana(サルヴァトーレ・ムラーナ)、De Bartori(デ・バルトリ)、
Florio(フローリオ)、Donnafugata(ドンナフガータ)、
