西部のDOC

Bolgheri & Bolgheri Sassicaia (ボルゲリ & ボルゲリ・サッシカイヤ))
「サッシカイア」は、長い間、 IGT(地域限定テーブルワイン)として扱われ、その品質の高さから、「スーパーIGT」、あるいは、「スーパータスカン」という言葉まで生み出した。そして、1992年産からボルゲリ地区の最初のDOCワインとなった。
「サッシカイア」の生産地域は、ティレニア海沿いのカスティリオンチェッロ(1.5ha)、サッシカイア・ディ・ソット(12ha)、アイアノーヴァ(8ha)の3ヶ所に分かれている。
ワインはサン・グイド農園の品種配合が基本とされていて、カベルネ・ソーヴィニヨン中心で、ヘクタール当たりのブドウの収量も少なく、オーク材の小樽で18~22ヶ月熟成される。ワインは、濃いルビー色で、力強く、30年もの熟成に耐える。
このDOCには、トレッビアーノ、ヴエルメンティーノ、ソーヴィニヨン種で造られる<白>もある。

「サッシカイア」は、マリオ・インチーザ・ロケッタ伯爵によって生み出された。ボルドーのロートシルト家から苗(カベルネ・ソーヴィニヨンとカベルネ・フラン種)を譲り受け、サン・グイド農園に植えた。
そして、この苗から、1968年、3,000本の「サッシカイア」が生まれた。当時のイタリアワイン界の改革の潮流の中で、サッシカイアの成功は目覚しく、この地域はイタリア有数のワイン産地となった。
この他、この地域では、オルネッライア農園の「オルネッライア」や「マッセト(メルロー100%)」などの優れたワインが生み出されている。

  • 生産量:340万本
  • Key Vintages:(Sassicaia)1983,85,86,87,88,90,91,92.93,94,95,96,97,98,99,2000,01
  • 主生産者:Ornellaia(オルネッライア)、San Gudo(サン・グイド)
    Guardo al Tasso(グアルド・アル・タッソ)、Grattamacco(グラッタマッコ)

 

Val di Cornia (ヴァル・ディ・コルニア)
畑は、中部岬から北東海岸沿いのシエーナ県コルニア川沿いにあって、<赤>はサンジョヴェーゼ種主体にカベルネとメルロー種を加える。若飲みタイプ。 同一品種で造る<ロゼ>の評価高い。
トレッピア-ノ・ヴェルメンティーノ種で造る白も新鮮で味わい深い。ボルゲリに近いこともあってその影響を大きく受けている。

  • 生産量:86万本
  • 主生産者:Russo(ルッソ)、Gudo del Re(グイド・デル・レ)、Banti Jacopo(パンティ・ヤコポ)、Lorella Ambrosini(ロレッラ・アンブロジーニ)

 

Elba (エルバ)
この島のワインは、古代ローマのプリニウスの書にも記されている歴史を誇る。中世メディチ家が支配していた時代には、5,000haの畑であったが、19世紀末のフィロキセラ禍で減少し、現在では600haのみになっている。<赤・ロゼ・白>を造るが、エルバと言えば、トレッピアーノ種主体で造る<Bianco-白>であろう。柔らかな口当たりのフルボディーの辛口。若飲みタイプ。<スプマンテ>もある。

  • 生産量:55万本
  • 主生産者:Spereta(スペレータ)、Cecilia(チェチリア)、Mola(モーラ)

 

その他のDOC

 Montescudaio (モンテスクダイオ
ヴォルテッラの南、チェチーナ渓谷沿いのDOC(Livornoの南東に広がる)。サンジョヴェーゼ主体の<赤>とトレッビアーノ主体の<白>がある。共に軽い若飲みタイプ。国際品種で造る赤もある。生産量:80万本
 Val d'Arbia (ヴァル・ダルビア
シェーナ県のアルビア川沿いの盆地の辛口白とヴィン・サントみなみ(シエナを中心に拡がる)
 Valdichiana (ヴァルディ・キアーナ)
アレッツオとキウージの間にあるキアーナ渓谷の辛口白ワイン、赤・ロゼもある。
(arezzoとモンテプルチャーノの間に広がる)

 

back