Vernaccia di San Gimignano (ヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャ-ノ)
サン・ジミニャーノは、「中世のマンハッタン」と呼ばれ、古い石塔が林立するその独特の魅力で人気の観光地である。
ローマと北方を結ぶ巡礼路と通商路のフランチジェーナ街道に面していたため中世に大きく発展した。当時の金持ちは、自分の力を示すために他人よりも、より高い塔を建てようと競ったのだと言う。

ヴェルナッチャ(Vernaccia)種で造るワインは、トスカーナを代表する辛口白ワインである。
ヴェルナッチャ種のイタリアでの原産地は、リグーリア地方の海岸沿いの村、ヴェルナッツァで、8世紀後半、ギリシャから運ばれてきた。サン・ジミニャーノには、1276年にこの品種が、それまで植えられていたグレコ種に変わって、植えられるようになったと言う記録が残されている。
1503年頃からアンジェロ・バルディによって広められ、今日の基礎が築かれた。
ダンテの「神曲」やボッカチオの「デカメロン」にも登場するこのワインは、メディチ家の婚礼の贈り物にも使われ、またローマ法王や貴族にも親しまれた。
しかし、20世紀に入る頃まで、ほとんど忘れられた存在であったが、1966年にDOCに認められ、1993年DOCGとなる。
ワインは薄緑色を帯びた濃い麦藁色で、熟成にしたがい黄金色に近くなる。上品な花の香りを含む調和の取れた辛口で、後口にほろ苦さが残る特徴がある。
- 生産量:600万本
- Key Vintages:1993,95,97,98,2001,03,04
- 主生産者:Cappella Sant'Andrea(カッペラ・サンタンドレア)、Il Palagio(イル・パラジオ)、
La rampia di Fugnano(ラ・ランピア・ディ・フニャーノ)、Palagetto(パラジェット)、
Strozzi (ストロッツィ)、
San Gimignano (サン・ジミニャ-ノ)
サン・ジミニャーノ周辺の丘陵地帯は白ワインの産地として名を馳せているが、赤ワインも造っていて、一部は、<キャンティ・コッリ・セネージ>に入るが、他の一部はこのDOCに入る。ロゼとヴィン・サントもある。
