アリゴテ種から造られる白ワインの唯一の村名アペラシオンの産地として名高い。
地域ACだった<Bourgogne Aligote Bouzeron>が、1998年、村名ACに昇格して、 「BOUZURON」を名乗ることが認められた。
このACは、この地区の中では、メルキュレィのワインが代表格で、一番有名。
この地区で最も生産量(25万ケース)が多く、その大半が赤(白の6倍)。色が濃く、特有の風味を持つ。しなやかなボディに、スケールもあり、コート・ド・ボーヌに似た軽快さもある。飲み頃は5~10年。
辛口の白も産するが、その品質は生産者によるばらつきが大きいが、これもコート・ド・ボーヌに似ている。
このACは、産するワインの大半は赤。その赤はメルキュレィの弟格。同様に色は濃い、ヴォルネーに似たところもあるが、きめの細かさに欠けるきらいが無いでもない。風味全体に壮麗なところがある。
飲み頃は4~8年。僅かだが、白もあり、ほのかな黄金色で、新鮮。
この地の葡萄畑は、中世、クリュニー派、ついでシトー派の修道僧によって開墾されたもので、当時からワインの評価は高かった。
このACは、モンタニィ・レ・ビュクシー村、ビュクシー村、サン・ヴァレラン村、、ジュリー・レ・ビュクシー村の4村にまたがる。