BOURGOGNE Santenay
AOC詳細

Santenay サントネー

Santenay(サントネー)

 

このACは、傑出したところが無いので、余り高い評価を受けていないが、比較的標高の高い畑(500m)から生まれるワインは果実香豊かで、 柔らかく、 その軽めのボディはなかなかのもの。

小粋なところのある、魅力的な<赤>ワイン。比較的に安価だから、充分楽しめる優れもの。
僅かだが、際立ってアルコール度の高い<白>があり、1級畑のものは逸品のひとつ。

サントネ村には、温泉とカジノがある。

生産量
 
赤:10,943hl(283.4ha)30%弱が1級、
白:2.054hl(45.3ha)25%強が1級

AC Premieres Crus (1級畑)

La Comme, Clos Rousseau, Beauregard, Les Gravieres, Grand Clos Rousseau, Passetemps, Le Clos de Tavannes, Les Gravieres-Clos de Tavannes, Le Clos Faubard, Le Clos des Mouches, La Maladieres,

 

Maranges マランジュ

Maranges(マランジュ)

 

コート・ドール丘陵の最南端のこのAOCは、1989年3つの村が独立してAOCに格上げされた。従来は<コート・ド・ボーヌ・ヴィラージュ>で出荷されていた。

造るワインは<赤>がほとんど。サントネに似ているが、タンニンが強く、パワフルな面もあり、3~4年、時には更に長い熟成で、その本領を発揮する。

村の東に、Canal du Centre(中央運河)が流れている。ブルゴーニュには他にも数本の運河があり、平底の船でブルゴーニュの自然を満喫できる船旅を楽しむことが出来る。

生産量

赤:6,528hl(171ha)-1級はほぼ半分。
白:301hl(8.1ha)

AC Premieres Crus (1級畑)

  • Le Clos des Rois
  • Les Clos Roussots
  • La Fussiere
  • Clos de Fussiere
  • Le Clos de la Boutiere
  • La Croix aux Moines
  • Le Clos des Loyeres

 

隣接するAOC

St-Aubin サント・アーバン

St-Aubin(サント・アーバン)

<コート・ド・ニュイ>の畑が丘陵を背中にし、その足元の平野部に伸びているのに対して、 <コート・ ド・ボーヌ>の畑は丘陵を好んで登っていく。このAC・<ヴォルネィ>はその典型。

標高230~300mの畑は、石灰質と粘土質の深い層に被われた土壌。ニュアンスの違いはあるが、<シャンポール・ミュージニ->に似た繊細なワインを生む。

軽やかな風味、明るい色調、 人を引きつける芳香、快い<赤>ワインである。
総体的に熟成は早く、若いうちから楽しめるが、1級畑の中には、 かなりの寿命を持つものもある。特級畑は無い。

15世紀頃からフランス宮廷で愛飲された歴史を持ち、ヴェルサイユ宮殿を造った太陽王ルイ14世が好んで飲んだと言われている。

  • 生産量
     赤:8,420hl(222.7ha)約半分が1級畑

AC Premieres Crus (1級畑)

Chanlin, Pitures-Dessus, Lassolle, CIos des Dues, Le Village, Clos de la Cave des Ducs, Clos des Chenes, Closde la Chapelle, Clos du Chateau des Dues, Clos de la Rougeotte, Fremiets Clos de la Rougeotte, Clos de la Barre, Clos de la Bousse d'Or, Carelles, Les Mitans, En l'Ormeau, Les Angles, En Chevret, Fremiets. La Gigotte, Les Grands Champs, Les Lurets, Robardelle, Carelle sous la Chapelle, Les BrouiIIards, Le Ronceret, Les Aussy.Champans, Les CaiHerets, Les Caillerets-Clos des 60 0uvrees, Pointes d'Angles, Taille Pieds, Clos du Verseuil, Clos de l'Audignac,

Haut-Cotes de Beaune  オー・コート・ド・ボーヌ

Haut-Cotes de Beaune(オー・コート・ド・ボーヌ)

この地区ACは、コート・ド・ボーヌの西側背後地の29の村のワインで、畑は標高(300~400m)のやや高い丘陵地帯にある。

中世から歴史を持つ村もあって、かっては盛んに葡萄栽培が行われていたが、フィロキセラで壊滅し、低迷を続けていた。 1961年、ACに認められて以来復活の道を歩んでいる。

裏手にあるので、目立たない日陰の存在だったが、近年生産者の努力の結果、品質の向上はめざましい。軽やかなそのワインは充分楽しめる。

コート・ドールで一番美しいロッシュボーの城もここにあって、 オー・コートの景観は素晴らしい。19世紀の文豪・アレクサンドル・デュマが「心に刻まれる風景」として称えている。

  • 生産量
     赤&ロゼ(ごく僅か):21,556hl (562ha)、白:5,296hl (118ha)

Cote de Beaune  コート・ド・ボーヌ

このACは、地区名のような呼称だから、広域で生産されるワインのように思われるが、実際はボーヌ市内の33haの区画のもので、「ボーヌの丘」の上の背後の畑(6つのクリマ)だけに認められた村名AC。

従って、「ボーヌの丘」の最も高い所(標高300~350m)に位置している。3分の1が<白>、3分の2が<赤>である。 畑名を付記されているものもある。現物はめったにお目にかかれない。

Cote de Beaune Villages


 (コート・ド・ボーヌ・ヴィラージュ)
  
Villages
の付くワインは、通常は村名ACだが、このACは、地区ACである。
多くはネゴシアンが、村名を名乗れる村の小規模生産者のワインや何らかの理由で村名ワインとしてふさわしくないと樽で売り渡したものを集め、異なった村のワインをブレンドしたもの。
同じ村のワインだけを使ったものは、
Villages
の後にハイフォンで村名が付いている。例えば「Cote de Beaune Villages-Santenay」のように、14のACを持つ村の<赤>である。

個性は無いものの、品質は安定したもの。肩の凝らない軽快な味わいのある早飲みタイプ。
信頼できるネゴシアンのものなら、コート・ドールの味わいを備えている。赤のみ。

  • 生産量
     赤:193hl (4.45ha)

Côtes de Beaune AOC

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本ページ
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Aloxe-Corton, Pernand-Vergelesses, Ladoix-Serrigny, Beaune, Savigny-Les-Beaune, Chorey-Les-Beaune  (アロース・コルトン, ペルナン・ヴェルジュレス, ラドワ・セリニィ, ボーヌ, サヴィニィ・レ・ボーヌ, ショレイ・レ・ボーヌ)
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Pommard, Volnay, Monthelie, Auxey-Duresses, St-Roman (ポマール, ヴォルネィ, モンテリー, オーセイ・デュレス, サン・ロマン )
Page-4
Meursault, Puligny-Montrachet, Chassagne-Montrachet (ムルソー, ピュリニー・モンラッシェ, シャサーニュ・モンラッシェ)
Page-5
St-Aubin, Santenay, Maranges, Hautes Cotes de Beaune, Cotes de Beaune, Cotes de Beaune-Villages (サン・トーバン, サントネー, マランジュ, オー・コト・ド・ボーヌ, コート・ド・ボーヌ, コート・ド・ボーヌ・ヴィラージュ)
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