BOURGOGNE Chambertin
AOC詳細

Gevrey-Chambertin ジュヴレィ・シャンベルタン

Chambertin Clos de Bezen

 

Gevrey-Chambertin WineMAP(ジュヴレィ・シャンベルタン ワイン地図

シュヴレイ・シャンベルタンは、ブルゴーニュの<赤>の中でも大物中の大物クラス。 ナポレオンのお気に入りだったと言われているが、真偽のほどは分からない。

シャンベルタンという名前の由来は、修道院の畑に負けないものを造ろうと、 一人頑張っていたベルタンと言う百姓の畑「シャン・ド・ベルタン(ベルタンの畑)」 が詰まってシャンベルタンになったと言われている。

ボディー、色調、ブーケ、繊細さ、力強さ、何一つ欠けるものを持たない。「ビロードのような滑らかな喉ごし」とも言われ、最も貯蔵のきくたち、あわてて飲むワインではないと評される。 造り手のいいものは、その通りだが、コート・ド・ニュイのAC畑の中では栽培地が広く、71号線の東の肥沃な平坦地にまで広がっている。加えて、造り手も多いから、品質の差が少なくない。 いい壜にあたれば、天気晴朗という高揚した気分になれて、確かに英雄にふさわしいワイン。

  • 生産量
     赤:16,827hl (434ha 内1級78.2ha)・・・特級畑含まず。

 

Grands Crus(特級畑)

  • Chambertin(61,000本)
  • Chambertin Clos de Beze(60,000本)
  • Chapelle-Chambrtin(22,000本)
  • Charmes-Chambertin(152,000本)
  • Griotte-Chambertin(15,000本)
  • Latricieres-Chambertin (37,000本)
  • Mazis-Chambertin(40,000本)
  • Ruchottes-Chambertin(13,000本)

* Chambertin(シャンベルタン)とChambertin Clos de Beze(シャンベルタン・クロ・ド・ベーズ)は、ブルゴーニュ最古の畑で、7世紀ベーズ修道会の開墾による。この2つは、特級の更に上ということで別格の扱いを受けている。

 

Premieres Crus(1級畑)

・Bel Air ・Champonnet ・Les Cazetiers ・Petite Cazetiers ・Champeaux ・Cherbaudes ・Au Closeau ・Clos du Chapitre ・Clos St-Jacques ・La Perriere ・Combe-aux-Moine ・Aux Combottes ・Les Corbeaux ・Craipllot ・En Ergot ・Estounelles ・Fonteny ・La Bossiere ・Les Goulots ・Issarts ・Lavaut ・La Romanee ・Poissenot ・Clos de Veroilles

 

Marsannay マルサネ

 Marsannay(マルサネ)

マルサネ このACは、マルサネ・ラ・コート村と南北に接するクーシィとシュノーヴ村を含む。この地はコート・ディジョネと呼ばれ、かってはディジョン市民のワインの生産地として繁栄していたが、フィロキセラで壊滅し、長い間立ち直れず、日常の安酒造りに甘んじていた。
1956年になって、失地回復の努力が実り、<Bourgogne Marsannay>と言う地区ACを獲得した。そして、1986年になってようやく独自の村名ACを名乗れるようになった。

失地回復のリードをしたのが<ロゼ>で、今や、フランスの秀逸なロゼの一つに数えられ、<AC:Marsannay Rose(マルサネ・ロゼ)>を名乗る。

ピノ・ノワールで造るワインは桃の香りを持ち、柔らかいが溌剌さを失わない。若飲みタイプ。
少量だが<赤><白>も造っている。飲み頃3~10年。1級・特級畑は無い。

  • 生産量
     ロゼ・赤:7,238hl(152ha) 白:1,374hl(30ha)

Fixin フィサン

Fixin (フィサン)

フィサンには、11世紀頃にはブルゴーニュ公爵家の別荘や狩猟小屋があったと言われ古い歴史を持つ。
18~19世紀には、1級畑の「クロ・ド・ペリエール」のワインはシャンベルタンと同じ値段で販売されたと言われている。
隣村のシャンベルタンの名声のあおりをくって、影の薄い存在だが、ワインは、優れた造り手のものは、コート・ドールものだけが持つ毛並の良さを持っている。

芳香がきわだち、力強く寿命が長い。丘陵の上部は洗練されたワイン。平坦部はボディーのしっかりした力強いワイン。
虚名を持たないから、他のコート・ド・ニュイのものに較べ値段も割安なはずだから、下手なジュヴレィ・シャンベルタンよりまし。試してみる価値が大いにある。 少量だが<白>もある。

Route des Grands Crus(特級街道) の北の出発点がフィサンである。1級のペリエールの畑は、シトー派修道院の畑。最初の建物は11世紀に建てられた。

  • 生産量
     赤:3,639hl(86ha) 20%弱が1級、 白:147hl(3.5ha)

Premieres Crus(1級畑)

・Arvelets ・Hervelets ・Clos Napoleon ・Clos du Chapitre ・Clos de La Perriere

 

Côtes de Nuits AOC

Page-1
本ページ: Côtes de Nuits-Villages,Hautes Côtes de Nuits  (コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ、オー・コート・ド・ニュイ)
Page-2
Marsannay, Fixin, Gevrey-Chambertin (マルサネ、 フィサン、 ジュヴレィ・シャンベルタン )
Page-3
Morey-St-Denis, Chambolle-Musigny, Vougeot (モーレイ・サン・ドニ、 シャンポール・ミュジニー、 ヴァージョ)
Page-4
Vosne-Romanee, Nuits-St-Georges (ヴォーヌ・ロマネィ、 ニュイ・サン・ジョルジュ)