リグーリア州は、フランスのコート・ダジュールからティレニア海沿いに東へ弓なり細長く伸びるイタリア北西部の州。ピエモンテ州の南に位置する。州都はイタリア最大の港ジェノヴァ。
そのジェノヴァを挟んで東西に伸びる海岸の一帯は、保養地として有名。輝く宝石のような村、「Portofino‐ポルトフィーノ」はイタリアの最も高級なリゾート。俗化されていない人気の「CinqueTerre‐チンクェ・テッレ」もここにあり、世界文化遺産に指定されている。
ジェノヴァは中世以降,ヴェネツィアと地中海での商圏を争った商港で,コロンブスの生地。現在でもイタリア第一の貿易港。
ジェノヴァはまた,ミラノ,トリーノと共にいわゆる工業三角地帯を形成しており,特に食品工業が盛んである。海産物も豊富で,港の周辺には魚料理を専門とするレストランが多い。
葡萄畑は、海岸沿いの斜面にあって、多くは白ワインを造るが、生産量は少ない。 従って、殆どのワインは、観光地でもある地元で消費され、輸出されるワインは極めて少ない。
(DOCワインの生産は0.2%で、20州の18番目)
ボスコ種に,アルバローラ,ヴェルメンティーノ種を加えて造る。ワインは、緑色を帯びた麦藁色の<辛口白>。新鮮で、繊細な香りがある。若飲みタイプ。
主生産者
De_Batte, Cappellini, Buranco, Cantina Produttori di Cinque Terre,
(デ・バッテ、カッペッリーニ、ブランコ、カンテーナ・プロトゥットーリ・ディ・チンクエ・テッレ)
「Sciaccheta(シャツケトラ)」と呼ばれるデザートワインがある。チンクェ・テッレと同じ葡萄を半乾燥させて造る。ワインは良質だが生産量(1万本程度)が少ないから手に入りにくい。
主生産者
Lambruschi Ottaviano, Lunae Bosoni, La pietro del Focolare, La Colombiera,
(ランブルスキ・オッタヴィアーノ、ルナーエ・ボゾーニ、ラ・ピエトラ・デル・フォコラーレ、ラ・コンビエーラ)
主生産者
Lupi, Guglielmi, Terre Bianche,
(ルーピ、グリエルミ、テッレ・ビアンケ)