モーツアルトの「フィガロの結婚」の主役である、好色漢・アルマヴィーバ伯爵からの命名。またラベルは、チリの古代マプーチョ文明における地球と宇宙のイメージを象徴する3つの図案を再現している。
マイポ・ヴァレーのアンデス山麓の85haの自社畑の葡萄だけで造るワインは、濃厚でパワフルな味わいに抜きんでいるものがあり、チリ・プレミアムワインの代名詞的存在と言える。
アンデス山麓を登れば登るほど高品質ワインができる傾向にあり、アルト・カチャポアルと呼ばれている土地で、そのカチャポアル・バレーの中の一番奥、つまり、一番上部山麓に、ビオデナミの哲学を意識したワイン造りをしているのが、アルタイルである。
七夕の牽牛星を意味するアルタイルは、カベルネ・ソービニョンをメインとしたアッサンブラージュ。18ヶ月のフレンチ樽で熟成しているプレミアムワイン。「宇宙」を意味する「Sideral(シデラル)」ブランドも果実味豊かなプレミアムワイン。
樽熟成もアッサンブラージュ(品種を混ぜる)もしない、高品質なバラエタル・ワイン(単一品種のシンプルな早飲みタイプ)を造るワイナリー。
レセルバ等上級酒用のはじかれた葡萄をバラエタルワインに使うのが一般的だが、そうではなく、バラエタル・ワイン専用にブドウを選定するという、徹底したこだわりを持つ哲学の下で、バラエタル・ワインを造っている。
カチャポアル・ヴァレーのアンデス山麓側の生産地にワインヤードを構えていたが、ピノ・ノワールやソービニョン・ブランのバージンランドと言える、レイダ地方にも広大な土地を購入、そして、コルチャグアのプレミアムワイン生産地・ニンケンでも栽培を始めている。
低価格のアナケナのプレミアム・ワイン「ONA(オナ)」は、人気が高く、入手はやさしくない。
「LAZULI(ラズリ)」はボルドーの伝統をダイレクトに受け継いだカベルネ。
「SOL DE SOL(ソル・デ・ソル)」はMalleco(チリ最南端)で造る最高峰のシャルドネ。
鶏、馬、牛、七面鳥などを飼い、ワィンヤードに放ち葡萄を栽培。文字通り有機農法の哲学のもとで生活し、ワインを仕込む。家族やお友達に配るための、300本のワインがスタート。
一般に販売を開始した<ANTIYAL2002>は、チリワインガイドのデスコルチャドスで、チリベスト5のワインに選ばれた。
ANTIYAL2002>の上位には、アルマヴィーヴァや、アルタイル等ウルトラ・プレミアムワインのみで、チリ内外の有名生産者たちに衝撃を与えた。
1994年創業のワイナリーだが、今やワイン輸出額ではベスト10入りしていて、幅広いワインを送り出している。
「Clos Apalta(クロ・アパルタ)」がフラッグシプ・ワインで、その品質の高さは内外に認められている。
小さいヴィンヤードながら,こだわりを持つ多様で特徴的なワインを造っているサンアントニオ・ヴァレー代表するワイナリー。
ソービニョン・ブランは、Wines of Chile Awardでの受賞を誇り評価は定まっているが、フレッシュ&クリーンでバランスのいいシャルドネやピノ・ノワールでも定評があり、カサブランカを代表するワイナリーである。
CH・ペトリュスで修行したディビット・モリソンが、コンサルタントを担っている。
「Sun Rise」 や「Casillero del Dablo」のボトルは、日本でよく見かけるワインだが、コンチャ・イ・トロ最高峰のワインは「Don Melchor(ドンメルチョール)」で、国際的に常に高い評価を受けている。
現在日本に輸入されている上記以外にブランドは、 Amelia、Terrunyo、Marques de Casa Concha、Bin3 (Trio)、 Frontera。
「20バレル・リミテド」は、優良な20樽のブレンドの上級酒だが、フラッグシップ・ワインは、ビノ・ノワールで造る美酒「OCIO(オシオ)」
ワイン事業においては、6代目当主・エドゥアルド・チャドウィックが経営を拡張磐石なものとする。
エラスリス家は、現在、Caliterra(カリテラ)等5社のワイナリーを傘下に治めている。
ヴァラエタルから上級酒まで幅広いランアップを持つが、フラッグシップ・ブランドは、エドゥアルド・チャドウィックの父、アルフォンソ・チャドウィックの功績を称えた「Chadwick(チャドウック)」。
2000年頃の一時、あちこちで出現した新興ワイナリーの台頭の陰に隠れてしまった感があったが、2004年のベルリンで開催されたテイスティングで、CH・ラフィット、CH・マルゴーを押さえて1位と2位に選ばれ存在感を示し、その後の各種コンクールでの輝かしい記録を持つ。
輸出を主眼に、1989年コルチャグア・ヴァレーに設立。
幅広いランアップがあるが、
この地は雨が殆ど降らないから農業用水が少ない。そのため、カサブランカから送水用パイブを敷設して250haの自社畑に水を引いている。
非常に冷涼な地だから、ピノノワールを中心に、ソービニョン・ブラン、シャルドネ、などで定評を持つが、Leydaと言えば何と言っても、ピノ・ノワール。しかし、6,000ケース程度の少量生産だから人気高く入手は困難。
マイポ・ヴァレーなどの契約畑の葡萄で、メルロ、カベルネソービニョン、シラー等も造っている。
「量より質」をポリシーとするトーレス家のチリ進出が重要な役割を果たしたことは間違いない。
(ミゲル・A・トーレスは世界のワイン業界の発展をもたらした功績が認められ、英国ワイン専門誌デキャンターに「マン・オブ・ザ・イヤー 2002」に選ばれている。)
* トーレス家は、古都バルセロナの近郊、ペネデスにある。個人所有としては生産量世界一を誇るワイナリーのオーナー。
ワインは今や、エアラインのファーストクラスに採用され、アメリカの一流レストランがこぞってワインリストに載せている。世界中での人気は抜群。
今日、チリ最高のテロワールと呼ばれるアパルタヒルのワインヤードを中心に、冷涼地方のサンアントニオ、それに、国外でもアルゼンチンと、カリフォルニアのナパにも進出する程の規模に事業は拡大された。
モンテスの確かな葡萄栽培と製品造り、ビジネスマインドが、モンテスのみならず、チリ・プレミアムワインを世界での高い評価に導いたことは間違いない。
従って、丘の東向きの斜面にはカベルネ、西向きの斜面にメルローを植えるなどと言う、各品種に最適な日照・気温を追求して葡萄を栽培し、ワインに仕込む。
フラッグシップワインは、カベルネの「NINQUEN(ニンケン)」
又、サン・ペドロは、時代に合わせて、新しいスタイル、文化を取り入れてきていて、今日のチリのワイン業界を支えている実力ある醸造家たちを沢山輩出してもきた。現在のモンテスの創設者であるアウレリオ・モンテスも、このサン・ペドロの醸造責任者だった。
プレミアムからテーブルワインまで幅広いラインアップの製品は世界中の市場に受け入れられている。
サン・ペドロのブランドとしては歴史的なプレミアムワインは「Cabo de Hornos-カポ・デ・オルノス」だが、「35°South」や黒い猫のラベルの「GatoNegro」は、世界中でよく知られ、日本でもおなじみのチリワインであろう。
今日のワインにもその歴史と伝統は受け継がれ、チリ各地の畑の葡萄で造る幅広い製品ラインアップを持つ。
フラッグシップワインは、樹齢の高い古木で造る「パリカ・セレクション」。
Casablanca>は傘下ワイナリー。
醸造責任者・セシリア・トーレス女史は、チリの「GUIA de VINOS de CHILE」で、「ワインメーカー・オブ・ザ・イヤー(2007)」に選ばれている。
製品ラインアップは幅広いが、ブレミアムブランドは、「Casa Real」と「Triple C」。
Carmen>と<Los Vascos>は傘下ワイナリー。
近年、チリの大手化学企業・フォスフォロスの傘下に入った。そして、生産拡大と品質向上の新たな施策として、ワインヤードを、
アルト・マイポに対抗する、バホ・マイポと呼ばれるマイポ下部に総て集約し、チリで著名なワインメーカー・セルジオ・コレアを役員に向かえ、
総面積2,600haの葡萄畑で飛躍的に品質を向上させた。
赤ワインは、日本ではボルドーボトルのものが輸入されているが、本来はブルゴーニュボトルであるのが特徴。
数少ないチリのスパークリングワインの大手造り手でもある。