South Australia・・・(南オーストラリア州)

South Australia

南オーストラリア州・ワイン地図

 

南オーストラリア州は、アメリカにおけるカリフォルニア州に等しい「ワイン州」である。
オーストラリア全土の収穫葡萄の半数近く(48%)がここで加工されているし、主だったワインや葡萄に関する研究機関もすべて州内にある。ワイン州にふさわしく、州都アデレードは葡萄畑に囲まれている。

アデレードの北東55kmには、南オーストラリア州のナパ・ヴァレーともいうべき、

Barossa Valley(バロツサ・ヴァレー)


がある。

南オーストラリア州でブドウ栽培が盛んに行なわれるようになったのは、最初の移民が入植した1836年頃から。その当初、ヨーロッパからの移民が伝統的なワインの醸造技術を持ち込み、ワインの品質向上に貢献したことが、国内最大のワイン産地に成長する基盤である。

Barossa Valley(バロッサ・ヴァレー)
Adelaide Hills(アデレード・ヒルズ)
に見られる由緒ある古いブドウの木は、北米やヨーロッパ、そして後にオーストラリア東部のブドウ園を襲ったフィロキセラの被害から免れている。
それは、世界のワイン産地から遠く隔てられた地であると共に、早くから厳しい検疫規制が設けられたことによる。

南オーストラリア州は、世界最古のブドウの木を誇るだけでなく、多様な産地に恵まれている。

主要産地は、Super Zone地図の中の、

Clare Valley(クレア・ヴァレー)
Barossa Valley(バロッサ・ヴァレー)
Eden Valley(エデン・ヴァレー)
Adelaide Hills(アデレード・ヒルス)
McLaren Vale(マクラーレン・ヴェイル)
に、SuperZone地図外の南東にある
Coonawarra(クナワラ)であろう。

南オーストラリア州ワイン地図

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Barossa Valley (バロッサ・ヴァレー)
Barossa Valley
Barossa Valley (バロッサ・バレー)は、オーストラリアで最大の高級ワイン産地である。ノース・バラ川沿いに30km近くに渡って延々と畑が続き、東隣のEden Valley (エデン・バレー)近くまで広がっている。

標高230mのリンドックから550mの東のバロツサ山脈まで、葡萄畑一色である。州都・アデレードから北方約60kmに位置しているから、アデレードからの観光客も多く、一大観光地帯をも形成している。その中心の町はNurioofpa(ヌーリオッパ)
州都・アデレードが、ドイツ語で「貴婦人」を意味する言葉であることが示すように、隣接するこの地も、ドイツ移民の入植者が多く、共同体意識が強く勤勉な気質が残っている。

建物やブドウ畑などはドイツ風で全体としてドイツの面影を偲ばせるものがある。しかし、バロッサ・バレーを過ぎて山を越すと、風景は一変し、オーストラリア特有の乾燥した大平原が果てしなく展開している。

バロッサ・バレーには、オーストラリアを代表する大手のワイナリーが集中している。 Orlando Wyndham (オーランド・ウィンダム)
Penfolds Wines (ペンホールズ)
Seppelt Winery (セッペルト)
Wolf Blass (ウルフ・プラス)
Yalimba (ヤルンバ)
など、世界的によく知られたワイナリーが軒を連ねている。この地の大手ワイナリーが、オーストラリアのワインの50%以上を生産している。

しかし、バロッサ・ヴァレーで栽培される葡萄で造るワインの生産量は10%程度でしかなく、バロッサ・ヴァレーにある、これらの大手ワイナリーは、隣接するEden Valley(エデン・バレー)などの冷涼な地帯のブドウを取り入れてワイン生産を行っている。
特に、近くの灌漑地帯のRiverland(リバーランド)は機械化された広大な葡萄畑で大量に生産されることから、ここから、大量の原料用のブドウやバルクワインが送り込まれている。
この傾向を、「大手ワイナリーは商業主義に走り過ぎていて、経済効率優先のブレンドが行われるので、ワインの風味は絶えず変化している。バロッサ・ヴァレーのテロワールを活かした、1970~80年代にかけて確立したバロッサのワイン造りの精神と誇りを失いつつある」と嘆き、批判する見方をする人もいる。

気候は、低地の気温はやや温暖、標高の高い所は、比較的冷涼。ただし、昼夜の気温差が激しく、最高気温は高め、日照時間は長く、降雨量が少なく、湿度は低い。

土壌は、大きく分けて2種類で、1つは茶色の壌土砂土や埴壌土。もう1つはより砂状の茶褐色から濃い灰色の土壌。両方とも、肥沃度は低く、深くなるにつれ酸度が増す。

この土壌と気候が、フルボディの赤ワイン、上質の酒精強化ワイン、しっかりとした構造の白ワインを生む環境を作っている。

赤ではシラーズが伝統的な品種であり、Penfolds(ペンホールズ)のフラッグシップ・ワインの「Grange(グランジ)」がこの品種から造られている。
シラーズは、厳しい検疫が課せられてきていたため、州内はまだフィロキセラに汚染されていないから、100年以上の古木があり、世界で最も特徴のあるワインスタイルの一つである凝縮度の高いバロツサ・シラーズを生み出している。

カベルネ・ソーヴイニヨン種については、
Eden Valley (エデン・バレー)
McLaren Vale (マクラーレン・ヴュール)
Coonawarra(クーナワラ)
産のものとブレンドされ、よりバランスのとれた上質のワインとすることが多い。

白ワインでは、ライン・リーズリングから上質のワインが造られ、その香りには定評がある。しかし、シャルドネについては、バロッサ・バレーでは、今のところライン・リーズリングに押されている。

オーストラリアの特徴とも言えるが、バロツサのワイン生産者の中には、酸だけでなくタンニンを加える所もある。バロツサの赤はアメリカン・オークの樽で寝かせて発酵を仕上げ、くらくらするような甘さと滑らかさを備えていることが多い。
現在は、フレンチ・オークの樽を使う生産者も増加している。ここにも、ひとつのスタイルに固執せず、絶えず進化を求めるオーストラリアの生産者の姿勢がうかがえる。もうひとつの流行は、シラーズをヴイオニュと一緒に発酵させ、香りと色の安定性を加えている。

*バロツサ地帯は隣接する2つのワイン産地を包括する呼称なので、“Barossa(バロツサ)”とだけ記されているラベルなら、バロツサ・ヴァレーとエデン・ヴアレーの葡萄をブレンドしたものだろう。

Eden Valley (エデン・ヴァレー)
Eden Valley

Eden Valley(エデン・ヴァレー)は、バロツサ・ヴァレーの東部に広がり、やや標高の高い土地にある。地形と土壌は変化に富んでいて、気候は、全般的には、当然のことながら、バロッサ・ヴァレーよりも栽培期の気温は大幅に低く、最後の熟成と収穫は相当涼しい環境の中で行われる。風も大きな影響を及ぼす要素で、風にさらされる斜面ではブドウの成長も収穫も制限される。水の確保も必須の地域である。

この地は、Yalumba(ヤルンバ)Henschke(ヘンキチ)が、19世紀中ごろ開発し、発展に大きな役割を果たしている。
現在、エデン・ヴァレーは、リースリングの産地としてクレア・ヴァレーと共に双璧をなすが、Orlando(オーランド)の「Jacob's Creek(ジェイコブ・クリーク)」銘柄のリースリングがよく知られている。特に、「STEINGARTEN(スタイン・ガーデン)」は、オーストラリアの最高水準の長寿白ワインとして名高い。

Mesh

Eden Valley(エデン・ヴァレー)のリースリングで比較的新顔ながら有名なのは、Mesh(メッシュ)である。
このメーカーはYalumba(ヤルンバ)と、南オーストラリアにおける別のリースリングの砦というべきClare Valle(クレア・ヴァレー)でのリースリングの帝王ジェフリー・グロセット(Crosset Wines)とのジョイントベンチャーである。
メッシュは当初からスクリューキャップを採用し、力強いが早期に熟成するエデン・ヴァレーのリースリング造りを目指している。グロセットに言わせれば、エデン・ヴァレーのリースリングはグレープフルーツ、対するクレア・ヴァレーのものはライムを思わせる風味を持っているという。

Eden Valley(エデン・ヴァレー)は、リースリングだけではない。 特に標高の低い一帯では、シラーズが植えられていて、中でも、樹齢100年を超える古木から造られる「Henschke Hill of Grace(ヘンキチ・ヒル・オブ・グレース)」は、オーストラリア屈指の赤ワインとして知られ、驚くほど長寿。

谷の南部のハイ・エデン小地区では、Mountadam(マウントアダム)の秀逸なシャルドネがよく知られているが、メルローで名声を築いたオーストラリアでも数少ない地域でもある。

HENSCHKE and MOUNTADAM

Adelaide Hills (アデレード・ヒルス)

アデレードの東、約10mkに位置し、標高400~700mの高地である。標高の高い地域は霧に覆われることが多く、春には霜も発生し、夏でも夜は冷えこむ。雨量も比較的多く、年間700~900mmもある。西から流れて来る雲がここに集まり、冷涼な気候をつくっている。

土壌は主に、灰色から茶色の壌土質の砂土で肥沃度は低から並程度。大半がオーストラリア南東部に見られる土壌で、ブドウの栽培には適している。
この地は、戦後のワインブーム以降の発展に伴い、新しく開発された地域であるが、柑橘系のフレッシュな風味をもつソーヴイニヨン・プランで評価を確立した産地である。

現在、シャルドネ、ピノ・ノワールが注目されているが、北部のより暖かい畑では、カベルネ、シラーズ、メルローも植えられている。この地のワインの特徴は、洗練された酸味にある。
スパークリング・ワインの生産者に原料を提供しているのも、この特徴故であろう。

又、伝統にとらわれない、最先端の近代的ワイン製法を取り入れた地区としても注目されている。その代表が、Petaluma(べタルーマ)とMountadam (マウント・アダム)であろう。
(参照:著名ワイナリー・・・南オーストラリア)

Adelaide Hills

 

Petaluma(べタルーマ)の創設者・ブライアン・クローザー

 

ブライアン・クローザーは、アデレード・ヒルスで、上品で繊細、長期熟成も期待できるシャルドネを造り、高い評価を受けたワインメーカーだが、ワイン生産とワイナリーの設計に、最も近代的な思想を取り入れた者としてもよく知られている。

例えば、ブドウの栽培については、通常の逆の「密植」を導入した。これは、密植した方が葡萄の木にストレスを与えるので良い葡萄ブドウができると言う考えで、葡萄の木は豊かな土地で育つと良い葡萄は生まれないという考え方に通じるもの。
その結果、単収は高くなっている。又、摘み取ったブドウは、一定のロットになるまで破砕しないで置くため、比較的長く保てるように、コンベア装置で冷蔵庫に入れておく。

果汁の二酸化硫黄添加を殆どせず、果汁を長時間静かに放置することによって不純物を沈下させ、より自然な方法で清澄を行う。
発酵は、外気の温度に一切影響されない徹底した温度管理による低温で行う。乳酸発酵については、通常多くのワイナリーが自然に発生するのに任せているが、クローザーは、酵母を利用して乳酸発酵の管理を行っている。

このような徹底した近代的な手法に対しては批判もあるが、オーストラリアのワイン生産者に大きな影響を与えたことは間違いない。

McLaren Vale(マクラーレン・ヴェイル)

アデレード北方にあるバロッサ・ヴァレーの葡萄栽培とワイン生産を始めたのは、ドイツ系移民によるものであるが、南方のこのMcLaren Vale(マクラーレン・ヴェール)は、英国系移民によってワイン生産が行なわれた地である。

南オーストラリア州で最初に葡萄栽培を始めたジョン・レイネル(John Reynell)も英国移民で、そのChateau Reynella(シャトー・レイネラ)は、畑には樹齢100年を越える古木が今も健在で、レイネルが造った地下セラーはワイン史跡にもなっている。
この地に圧倒的シェアを占めるだけでなく、今や、オーストラリア各地の著名ワイナリーを傘下に治め「バーディー王国」と言われるHardy Wine company(バーディズ)の創始者トーマス・ハーディも、1850年、20歳で英国からこの地に渡ってきて、最初に得た仕事がジョン・レイネルの農園の牧童の仕事であった。7年後の1857年が、「ハーディ王国」の始まりである。
(ハーディズは1982年、Chateau Reynella(シャトー・レイネラ)も買取り、そこに本部を移している)

McLaren Vale(マクラーレン・ヴェール)は、ワインブームの時、小ワイナリー参入の一番多かった地域で、ブティック・ワイナリーのモデル的存在の地とも言われている。

オーストラリアで最も多様なワイナリーが80以上あるが、この地で栽培されるかなりの量の葡萄は域外に運ばれている。それは、ワイナリー以上に多くの優れた栽培農家が多く、その葡萄は、ブレンドワインにふくよかな重みを加える、とりわけシラーズはモカや暖かい大地のような風味を加えるからだと言われている。

この地は、北方にアデレードの市街地、東方にアデレード・ヒルズ(Adelaide Hills)、南方にはセリックス・ヒル山脈(Sellicks Hill Range)、西方にはセント・ヴィンセント湾(Gulf of St Vincent)に囲まれている。川(特にオンカパリンガ川-Onkarparinga-とその支流)、丘、オリーブ園、森林が広がっている。
美しい景観を織りなす変化に富んだ地形を反映して、土壌の種類も様々で、赤茶色の砂質壌土、茶褐色の壌質砂土に石灰の混ざった黄色の壌土下層、砂地の土壌に赤や黒の破砕性の壌土等一様ではない。

気候も、近くにある海の影響の強弱で一様ではない。総体的に夏場の雨量は少なく、最近では灌漑が不可欠である。
ブドウ畑は、場所の選定が非常に重要な鍵となっていている。
栽培品種は多彩。古木のシラーズ、グルナッシュ、それにカベルネに加え、最近はメルローも植えられていて、濃厚な風味と色合いを持つ赤を産す。ピノ・ノワールは主にスパークリング・ワインに利用されている。
白では、ソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネ、リースリング。
イタリア品種の栽培も試みられている。

Clare Valley (クレア・ヴァレー)
Clare Valley

アデレードの北方100kmに位置する南オーストラリア州の最北の産地である。石材のスレートが採れ、公共の建物から民家まで石造りで、牧歌的な美しさを持つところである。

オーストラリア最高のリースリング(セミヨンもある)の白ワインの産地として有名だが、リースリングと並んで世界一流のシラーズとカベルネも産するという特異性も併せ持つ。
この地の微気候の相違のなせるところであろう。

気候は、全般的には、穏やかな大陸性気候。バロッサより標高はかなり高いから、日中は暑くなるが、夜の冷えこみが厳しい。それが葡萄の酸度を高くする。雨は主に冬から春にかけてしか降らないため、多くは灌漑が必要。湿度は比較的低く、カビ菌による病害は殆ど無い。

土壌は、南北方向の狭い谷が台地にいくつも並んでいる地形で、変化に富んで一様ではないが、リースリングの里である南部の中心地は、有名な石灰質の「テラ・ロツサ」である。北部は、軟質の赤いローム層が粘土層を覆っている。

Clare Valley (クレア・ヴァレー)の歴史はバロツサと同じくらい古い。イギリス移民のジョン・ホロックスが1840年農場を建設し最初の葡萄を植えた。この地の入植者は、バロッサ・ヴァレーのルター派(新教)に対して、ローマ・カトリックのドイツ人が多いから、華やかで観光客も多いバロッサ・ヴァレーに対抗意識を燃やし、流行に左右されず、大手企業の思惑とも無縁であることを、地元のワイン生産者の多くは誇りにしている。

大企業と関わりがあるのは、Leasingham (リーシンガム)(ハーデイーズ傘下、コンステレーション・グループに属す)とAnnies Lane (アニーズ・レイン)(フォスターズ傘下)の2社のみ。概して小規模な栽培農家が多く、オーストラリアでは珍しいほどワイン生産者との結束も固い。

Coonawarra (クナワラ)
Coonawarra

Coonawarra (クナワラ)は、アデレードの南400km に位置する地中海性気候のワイン産地で、1960年代のワインブーム以降、最高級の赤ワインの生産地としてオーストラリア中から注目されてきた。

この地の初期の入植者は、すでに1860年代から、ペノーラ村の真北に伸びる長さ15km、幅1km強の細長く平坦な土地が他と違うことに気付いていた。土の色はあきらかに赤く、触るとぼろぼろとほぐれてしまうが、40~50cmも掘り下げれば、今度は水はけのよい石灰岩に変わり、その2m下には比較的純度の高い水の層がある土壌であること。つまり、「Terra Rossa (テラ・ロッサ)」と呼ばれる、果実の栽培に適した土壌の土地である。

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ワインブーム以前は、この地でRedman (レッドマン)が細々とテーブルワインの生産をしていた。また1950年代に、この産地に注目したWynnsがワイン生産をしていたに過ぎない小産地であった。
しかし、1960年代の赤ワインブームが起きると、このテラ・ロッサで生産される赤ワインが評判となり、以後赤ワインを論ずるには、クナワラを除いて議論ができないほどになった。
このような状況から、Wynns (ウインズ)が、唯一最大の地主兼ワインメーカーであったが、ウインズがフォスター傘下のワイナリーであったことから、フォスターを親会社とするPenfolds (ペンフォールズ)Lindemans (リンデマンズ)Jamiesons Run (ジャミーソンズ・ラン)等の大手ワイナリーも進出した。その結果、フォスターはこの地区の半分もの畑を掌握している。

こうした事情もあり、クナワラの葡萄の相当量は何kmも離れた場所でブレンド・壜詰めされている。

その一方、Balnaves(パルネーヴズ)Hollick(ホリック)Katnook(カトヌツク)Leconfield(レコンフィールド)Majella(マジュラ)Parker(パーカー)Penley(ペンリー)Rymill(リミル)Zema(ズイーマ)各社は、地元での元詰ワインを目指している。


クナワラの特産は、当初はシラーズだったが、現在の栽培品種の6割はカベルネ・ソーヴィニョンである。クワナラは「カベルネの里」とでも言える。オーストラリアのカベルネの人気が、この地の盛衰を決めると言っても言い過ぎではない。栽培品種と産地の組合せの基準を持つオーストラリアでは数少ない地区である。
クナワラとカベルネの相性が抜群なのは土壌のためだけではない。この地は、州内で最も南寄りで、南極からの冷たい海流が打ち寄せ、夏の間中西風が吹きつける海岸からは80kmしか離れていない海洋性気候である。乾燥して涼しい夏の気候により、大半の葡萄は完璧な形で熟す。ボルドーに似ているが、ボルドーより冷涼で、春先は霜を案じ、収穫時には雨に悩まされる。収穫量を上げるためよりも、霜害を予防するためにスプリンクラーによる潅漑を行なっている。

クナワラの問題点の一つに、孤立した立地が上げられる。人口が非常に少なく、労働力不足のため、多くの葡萄は機械によって暫定・収穫されていることである。

 

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